いまだ運送
お問い合わせ此花区という街は、地図の上では大阪の湾岸に位置する工業地帯として描かれています。しかし、その路地に足を踏み入れたとき、そこには磁場が狂ったコンパスのように、過去と未来、日常と幻想が混線する奇妙な世界が広がっていました。
これは単なる下町歩きではありません。水底から極彩色の塔へと至る、迷宮の記録です。
1. 水底へのエレベーターと、時が止まった横丁
(安治川トンネル横のトンネル横丁)
旅の始まりは、川の底からと決めました。
安治川のほとりに立つレンガ造りの建屋。巨大なエレベーターに乗り込むと、重厚な機械音が地下へと沈んでいきます。ここは日本初の沈埋トンネル、安治川トンネル。川底を歩いて渡るという行為そのものが、どこか現実からの乖離を促します。
再び地上へ。エレベーターの扉が開くと、そこには「トンネル横丁」と呼ばれる一角がへばりつくように残っていました。
昭和の残響、という言葉だけでは足りない引力があります。煤けた看板、擦り切れた暖簾。まるでトンネルから湧き出る瘴気を吸って呼吸しているかのような飲食店が並びます。昼日中だというのに、ここだけ時計の針が錆びついて動かない。異界への入り口は、案外こうした日常の裂け目に口を開けているものです。
2. 自転車と裸体が交錯する、シュールな温もり
(千鳥温泉)
横丁の幻影を振り払うように路地を北へ進むと、生活の匂いが濃くなります。
不意に現れる「千鳥温泉」の暖簾。一見すると枯れた風情の銭湯ですが、扉を開けた瞬間、いまだ運送は我が目を疑いました。
脱衣所に、自転車が鎮座しているのです。
駐輪場がないから、ではないでしょう。ここでは「自転車を脱衣所まで持ち込む」ことが、暗黙の、いや公然のローカルルールとして成立しているのです。裸体の男たちと、金属のフレームが同じ空間に並ぶ光景。それはアバンギャルドな現代アートのようでもあり、この街の底知れぬ「寛容さ」の象徴でもあります。
日常と入浴、外と内。その境界線が湯気の中で曖昧に溶け合い、いまだ運送は常識という衣まで脱ぎ捨ててしまったような気分になりました。
3. 都市のエアポケット、あるいは不在の記憶
(正蓮寺川公園)
火照った体を冷ますために向かったのは、かつて川であり、その後高速道路になるはずだった場所、「正蓮寺川公園」です。
足元に広がるのは、圧倒的な「余白」。
埋め立てられた川の上に、都市計画の変更によってぽっかりと空いた空間が横たわっています。見上げれば、切り取られたような広い空。ここは「在るはずだった高速道路」の不在を証明する、巨大な空虚のモニュメントなのかもしれません。
一直線に伸びる道は滑走路のようで、どこへも飛び立てないいまだ運送のための散歩道。川の記憶を封じ込めた地面を踏みしめるたび、都市が呼吸する静かな音が聞こえてくるようでした。
4. 工業地帯の夕景に垂れる、太古の釣り糸
(伝法大橋)
空虚な公園を抜け、北の端へ。淀川の雄大な流れを跨ぐ「伝法大橋」に辿り着く頃、太陽は西へ傾き始めていました。
欄干から下を覗くと、無数の釣り人が糸を垂れています。狙うはハゼ。
背後には阪神工業地帯の無骨なシルエットが霞み、鉄とコンクリートの塊が夕日に赤く染まっていきます。しかし、水面を見つめる人々の背中だけは、太古から変わらない狩猟の静寂を纏っていました。
巨大なインフラと、ささやかなハゼ釣り。この極端な対比が生む混沌こそが、此花区の鼓動そのものです。川面を渡る風が、潮の香りを運んできました。
5. 埋立地の果てに聳える、おとぎ話の城
(舞洲スラッジセンター)
旅の最後は、その風に誘われるように海へ。
埋立地・舞洲に突如として現れたのは、幻覚かと見紛うばかりの極彩色の塔でした。
「舞洲スラッジセンター」。その正体は汚泥処理場です。しかし、オーストリアの芸術家フンデルトヴァッサーが手掛けたこの建築は、直線を拒絶し、金色の玉ねぎのようなドームを戴き、壁面には鮮烈な赤や青が踊ります。
それは工業地帯の灰色の空に対する、強烈なアンチテーゼのよう。自然との調和を謳いながらも、人工島の上に異形の城を築くという矛盾。まるで御伽噺の絵本からページを切り取って、無理やり現実に貼り付けたような光景です。
此花区を知り尽くした引越し技術
此花区の路地裏の猫の通り道まで把握し、幌高250cmの軽トラックと共に単身引越しの修羅場をくぐり抜けてきたいまだ運送が、その極意をエリア別にお見せしましょう。
先日もこの軽トラックで此花を駆け回ってきました。荷台高175cmをフル活用し、単身者の生活を丸ごと包み込んで運ぶ、それがいまだ運送の流儀です。
【四貫島・梅香エリア】
商店街裏の迷宮と養生テクニック
この界隈は、千鳥橋駅から続く商店街の活気が魅力ですが、一本路地に入れば、戦前の区画整理の名残を色濃く残す「抜けられない一方通行」の迷宮です。特に梅香の元銭湯があった付近のクランクは、ナビ通りに進むと幌高250cmの軽トラックでは軒先をかすめる恐れがあるため、地元の古株しか知らない裏ルートでアプローチします。
現場に到着したら、まずはスベリ止めパッド(玄関マット)を敷き詰め、その上にスベリ止めパッド(廊下マット)を隙間なく展開します。古い長屋作りの物件も多いため、床を傷つけない配慮は絶対です。
冷蔵庫や洗濯機といった家電には、伸縮自在のジャバラ(ゴム入りパッド)を被せます。このエリア特有の急な階段上げでも、ジャバラのグリップ力がいまだ運送の手と一体化し、壁への接触事故を未然に防ぎます。クローゼットの衣服はハンガーボックスへ。そのまま移し替えることで、引越し先ですぐに此花ライフを再開できるようにするのも、単身引越しのプロの心遣いです。
【伝法・高見エリア】
淀川の風と長尺物の攻略
伝法大橋の袂、かつて漁師町として栄えたこのエリアは、独特の潮風と川風が吹き抜けます。特に伝法団地周辺や高見のフローラルタウン界隈は、風が強い日は幌が煽られやすい。
ここではベッドの搬出が肝になります。マットレスは専用のベッドマットカバーで完全に封印し、汚れや埃から守ります。団地特有の長い共用廊下では、台車移動時の振動すら命取りになることがあるため、荷物と台車の間に角カンベルトを通してガッチリと固定し、一体化させて運び出します。
先日もこのエリアで作業しましたが、古い文化住宅の狭い搬出口では、タンスなどの角物をスベリ止めパッドを噛ませながら旋回させる技術が必須でした。鴉宮の裏手に抜ける細道は、舗装が甘い箇所があるため、積載時には重心を低く保つことが鉄則です。
【桜島・酉島エリア】
ベイエリアの疾走と固縛の美学
USJの裏側、煌びやかなパークの歓声が遠くに聞こえるこの工業地帯エリアは、道幅こそ広いものの、大型トレーラーとの並走が日常です。ここで何より重要なのは「荷崩れ防止」です。
荷台高175cmの空間を立体的に使い切るため、積み込んだ家財はラッシングベルトで壁面に確実に固定します。特に此花大橋を渡る際や、北港通を西へ抜ける際の横風は強烈です。家具同士の隙間にはさらに荷締めベルトを駆使して「遊び」を完全に殺します。
酉島の工業地帯の奥にある、一般人が迷い込んだら不安になるような倉庫街の突き当たり。あそこの絶景ポイントを知っているのは、いまだ運送のようなドライバーだけでしょう。そんなマニアックな風景をバックミラーに映しながら、最後は幌のバタつきを抑えるために角カンベルトで幌骨を締め上げ、安全確実に新居へと走り出します。
此花区の引越しは、ただ荷物を運ぶだけではありません。その土地の匂いと歴史、そして路地の癖を知り尽くした者だけが、最高の「門出」を演出できるのです。
シェアハウス・ゲストハウスの実績
伝法の隠れ家「シェアハウスのんき」へ
まずは伝法エリア。ここは迷路のような路地が魅力ですが、引越し屋泣かせでもあります。先日伺ったのは、女性専用の「シェアハウスのんき」です。
路地奥の玄関にトラックを慎重に寄せ、まずは養生からスタートします。女性専用ということで清潔感が命。玄関にはスベリ止めパッド(玄関マット)を敷き、その奥へと続くフローリングにはスベリ止めパッド(廊下マット)を隙間なく展開しました。これなら、何度も往復しても床を傷つける心配はありません。
高見のヴィンテージ「Homey Osaka」
次に向かったのは、高見2丁目にある古民家リノベーション物件「Homey Osaka」です。ヴィンテージハワイアンな内装が素敵な物件ですが、こういったこだわりのある壁や柱こそ、傷つけないよう細心の注意が必要です。
ここではゴム入りのジャバラ(ゴム入りパッド)が大活躍しました。冷蔵庫や家具をジャバラですっぽりと包み込み、古民家の味わい深い柱に万が一接触しても、衝撃を完全に吸収するようにガードしながら搬入を行いました。
梅香の拠点「シェアドアパートメント西九条1(SA-クロス西九条1)」
続いては梅香3丁目。このあたりは阪神なんば線と大阪環状線の音が心地よいエリアです。「シェアドアパートメント西九条1」への搬入では、効率の良さが求められました。
お客様の衣類が大量にありましたが、ここではハンガーボックスを使用しました。クローゼットの中身をハンガーに掛けたままボックスに移すだけで梱包完了。荷台高175cmの荷台空間を活かし、ハンガーボックスを縦に積んでも余裕があります。
地域と共に生きる「シェアハウス・コアウッド」
同じく梅香エリアにある「シェアハウス・コアウッド」へ。ここは障がいを持つ方の自立も支援する温かいコンセプトのハウスです。
家具の固定には特に気を配りました。トラックの荷台内では、家具が踊らないように角カンベルトを駆使して、荷台のフレームにガッチリと固定。繊細な家具も、いまだ運送の運転技術と角カンベルトの固定力があれば、微動だにしません。
四貫島の活気「SHARE HOUSE 西九条 WEST」
四貫島の商店街近くにある「SHARE HOUSE 西九条 WEST」への引越しは、活気ある街の雰囲気に包まれながらの作業でした。
ここではベッドの搬入がメインイベントです。お客様のマットレスを汚さないよう、専用のベッドマットカバーで完全に梱包。狭い階段のコーナーも、カバーの取っ手をうまく使い、壁に擦ることなくスムーズに2階の個室へと運び込みました。
春日出中の新星「TSP此花レジデンスSHARE」
春日出中にある大型シェアハウス「TSP此花レジデンスSHARE」。ここは比較的新しく、広々とした空間が特徴です。
荷物の量が多かったため、荷台の積載効率を最大化する必要がありました。段ボールや家電を積み上げた後、崩れ防止のためにラッシングベルトを使用。ガチャン、ガチャンとラッシングのラチェットを巻き上げる音が、春日出の空に響きました。このベルト一本で、荷物全体を岩のように固定します。
千鳥橋の虹「Guest House Rainbow」
最後は、千鳥橋駅近くの「Guest House Rainbow」です。ゲストハウスでありながら、長期滞在のシェア居住も受け入れているアットホームな場所です。
最後の荷締めには、基本にして奥義である荷締めベルトを使用しました。トラックの幌内での最終確認。長時間の移動でも荷崩れしないよう、プロの結びで締め上げます。
学生マンション・寮への対応
学生マンション
エスリード西九条での緻密な養生と搬入
まずは、JR西九条駅からほど近い分譲賃貸の「エスリード西九条」です。ここはセキュリティがしっかりしており、学生さんにも人気のハイグレードなマンションですが、エントランスやエレベーターの養生には細心の注意が必要です。
到着後、まずはスベリ止めパッド(玄関マット)を敷き、台車の車輪を拭いてから館内に入ります。共用部の床やエレベーター内部は、プラダンと養生テープを使って徹底的に保護しました。特にこのマンションは床材が綺麗なので、冷蔵庫を設置する際には、床の凹みや傷を防ぐ冷蔵庫下床保護パネルを必ず敷きます。搬出入の際は、台車にダンボールを積み上げますが、崩落防止のために角カンベルトでしっかりと固定し、スピーディーかつ安全に部屋まで運び込みました。
学生会館(社員寮兼)
グローバルヴィレッジ周辺での長距離搬送
次は、桜島エリアにあるUSJ関係者や学生が多く住む大型施設、「グローバルヴィレッジ」のようなタイプの学生会館スタイルの現場です。ここは廊下が非常に長く、部屋までの動線が長いのが特徴です。
長い廊下を移動するため、台車の音や振動が響かないよう細心の注意を払います。部屋の中ではスベリ止めパッド(廊下マット)を展開し、荷物を置くスペースを確保しました。家具類は伸縮性のあるジャバラ(ゴム入りパッド)ですっぽりと覆い、壁に接触しても傷がつかないようにケアします。また、単身用ベッドのマットはベッドマットカバーで包み込み、汚れを完全にシャットアウトして搬送しました。ここでは移動距離が長いため、自身の疲労軽減と効率化のために荷締めベルトを使い、複数の荷物を一つにまとめて回数を減らす工夫も凝らしました。
学生アパート
レオパレス千鳥橋でのロフト作業と空間活用
続いて向かったのは、千鳥橋駅周辺の路地裏にある「レオパレス千鳥橋」です。此花区のこのあたりは一方通行や狭い道が多く、いまだ運送の軽トラックの機動力が活きる場所ですが、全高250cmあるため軒先には注意が必要です。
このアパートはロフト付き物件が多く、高さのある作業が求められます。ここで活躍するのが脚立です。ロフト上の荷物を下ろす際には、ハンガーボックスに入れた衣類を慎重に受け渡しました。また、1階の玄関周りが狭いため、クラフトテープで封をしたダンボールを積み上げるのではなく、ラッシングベルトで荷台に固定した家具を順番に、手際よく搬入していきます。洗濯機置き場が少し特殊な形状をしていたため、排水ホースのスペースを確保する洗濯機用かさあげ台を設置し、振動対策と排水トラブルの予防も行いました。
高齢者施設への丁寧な搬入
此花苑
まずは酉島にある特別養護老人ホーム「此花苑」への引越しです。ここは歴史ある施設ですが、搬入経路の確保が重要です。到着後、直ちにスベリ止めパッド(玄関マット)を敷き、台車がスムーズに通れるよう動線を確保しました。居室へ向かう廊下にはプラダンを立ち上げ、壁面を徹底的に保護します。衣類が入った整理タンスは中身を抜かずにジャバラ(ゴム入りパッド)ですっぽりと梱包し、スピーディーに搬出入を行いました。高さのある荷台のおかげで、タンスも立てたまま積載可能です。
スーパー・コート大阪此花
次に、梅香にある有料老人ホーム「スーパー・コート大阪此花」へ向かいました。ホテルライクな内装を傷つけないよう、細心の注意を払います。ここではハンガーボックスが大活躍しました。ご利用者様の大切なコートやジャケットをハンガーに掛けたまま、シワ一つ作らずに新居のクローゼットへ移動させます。室内の床にはスベリ止めパッド(廊下マット)を展開し、台車での移動音も最小限に抑えました。ベッドの解体・組立も伴いましたが、マットレスは専用のベッドマットカバーで包み、汚れを完全にシャットアウトしました。
ケアハウス大阪
春日出北にあるケアハウス大阪への引越しでは、自立度の高いお客様のため、家具の持ち込みが多めでした。ここで威力を発揮したのが、いまだ運送の愛車である荷台高175cmの幌付軽トラックです。背の高い食器棚も余裕で収まり、走行中に荷崩れしないよう、ラッシングベルトと角カンベルトを駆使してガッチリと固定。さらに、細かい荷物は荷締めベルトでまとめ、積載効率を最大化しました。ダンボールに入り切らない布団類は、布団袋に収納し、清潔な状態で運び込みました。
グランダージュ此花
続いて、酉島エリアにあるサービス付き高齢者向け住宅「グランダージュ此花」での作業です。こちらはマンションに近い仕様のため、生活家電の設置技術が問われます。冷蔵庫を設置する際は、床の凹みや傷を防ぐために冷蔵庫下床保護パネルを慎重に敷き込みました。また、洗濯機の設置場所には洗濯機用かさあげ台を使用し、排水ホースの取り回しと将来的な掃除のしやすさを確保。建具やドア枠には養生テープを貼り、搬入時の接触リスクに備えました。
此花あすなろ
最後に、伝法にあるグループホーム「此花あすなろ」への入居サポートを行いました。他の入居者様への配慮が必要なため、静音台車を使用しつつ、足元には脚立を使って天袋への収納までお手伝いしました。荷造りにはクラフトテープとダンボールを使用しましたが、中身がすぐに分かるよう記載を徹底。小物はスベリ止めパッドを敷いた上で配置し、転倒防止策も講じました。すべての作業完了後、不要になった資材を撤収し、此花区の風を感じながら帰路につきました。
トランクルーム・コンテナへの搬入実績
西九条・梅香エリア
まず、此花区の玄関口とも言える西九条エリアへ向かいました。ここはJR環状線や阪神なんば線が交差する交通の要衝ですが、裏に入れば細い路地が入り組んでいます。最初の現場は「収納ピット 西九条駅前店」です。ここはマンションの1階部分にある屋内型ですので、まず建物のエントランスを傷つけないよう、スベリ止めパッド(玄関マット)を慎重に敷き詰めました。屋内通路にはスベリ止めパッド(廊下マット)を延長して動線を確保し、台車に積んだダンボールの山をスムーズに運び込みます。屋内作業では壁を保護するためにプラダンを要所に立てかける配慮も忘れません。
次に向かったのは、下町情緒と工場が混在する梅香エリアです。ここには「ハローストレージ此花区梅香」と、そこからほど近い「ハローストレージ此花区梅香2」があります。屋外型コンテナへの搬入となるため、幌の高さ250cmを活かしてバックでギリギリまで寄せました。ここではベッドの搬入がメインでしたので、ベッドマットカバーで梱包したマットレスと、布団袋に収めた寝具を積み込みます。走行中の荷崩れを防ぐため、荷台内部ではラッシングベルトを駆使して壁面にガッチリと固定しました。
春日出・伝法・酉島エリア
続いて、北港通を西へ走り春日出エリアへ。「オレンジコンテナ春日出」への搬入です。ここでは衣類関係の移動が中心でした。お客様の大切なスーツやコートは、畳まずにそのまま運べるハンガーボックスに収納し、型崩れを防ぎます。小物はクラフトテープで封をしたダンボールにまとめ、剥がした跡が残らないよう養生テープで仮止めした家具の扉類も慎重に扱いました。
さらに北上し、伝法大橋の手前、伝法エリアにある「ハローストレージ此花区伝法」へ向かいます。ここは風が通り抜ける場所ですので、ジャバラ(ゴム入りパッド)で厳重に梱包した冷蔵庫を運ぶ際も気が抜けません。設置予定場所には、床の凹みや傷を防ぐための冷蔵庫下床保護パネルを事前に敷き、その上へ静かに設置しました。トラックへの固定には、微調整がきく角カンベルトを使用し、繊細な締め付けで家電を守り抜きました。
最後は、海風を感じる酉島エリアです。ここには「此花酉島ライゼボックス」、「オレンジコンテナ此花酉島Part1」、そして「SenkaQ酉島店」が集まっています。ライゼボックスのようなメゾネットタイプや高さのある収納スペースでは、脚立を使って空間を立体的に活用します。洗濯機の搬入では、排水ホースのスペース確保と振動軽減のために洗濯機用かさあげ台を設置し、その上に据え付けました。帰路の荷台が空になっても、幌がバタつかないよう荷締めベルトで骨組みをしっかりと固定し、最後までプロの仕事を完遂しました。
仏壇のプロフェッショナル運送
まず向かったのは、此花区梅香1丁目にある株式会社川崎仏壇店です。梅香の入り組んだ路地も、いまだ運送の相棒である幌付軽トラならスイスイと入っていけます。ここで立派な黒檀の仏壇を預かりました。傷一つつけないよう、厚手のジャバラ(ゴム入りパッド)で厳重に梱包し、荷台のフックにラッシングベルトを通してガッチリと固定します。
続いて、すぐ近くの梅香2丁目にある株式会社正宗堂へ。ここではモダンな家具調仏壇をピックアップしました。複数の仏壇を積むため、角カンベルトと荷締めベルトを駆使して、荷崩れが起きないよう完璧なポジションで固めます。
最後に、春日出北3丁目の竹久仏壇店に立ち寄りました。ここでの積込時には、店先の段差を越えるために台車を使用し、万が一にも床を傷つけないようプラダンを敷いて養生しました。すべての仏壇を積み終え、いよいよお客様の新居への配送です。
新居に到着し、作業開始です。まずは玄関にスベリ止めパッド(玄関マット)、続く廊下にはスベリ止めパッド(廊下マット)を隙間なく敷き詰め、搬入経路の安全を確保します。壁や柱には養生テープで保護を施しました。
今回は仏壇の納品と同時にお客様の単身引越しも兼ねていましたので、ここからがプロの腕の見せ所です。衣類はハンガーボックスへそのまま移し替え、マットレスは専用のベッドマットカバーですっぽりと包みます。ふかふかの布団も布団袋に収納し、清潔に運び込みました。
家具の配置が決まると、今度は家電の設置です。冷蔵庫の下には床の凹み防止のための冷蔵庫下床保護パネルを敷き、洗濯機には振動対策と掃除のしやすさを考慮した洗濯機用かさあげ台を設置してから本体を据え付けました。高い棚への収納作業には脚立が活躍しました。
開梱作業で出た大量の資材は、クラフトテープを使ってダンボールとともにコンパクトにまとめ、現場をきれいに片付けました。
大型観葉植物(フィカス・ウンベラータ)の運搬
今回の主役は、高さ160センチを超える立派なフィカス・ウンベラータです。幹の曲線が美しく、ハート型の葉が広がる繊細な植物ですが、一般的な軽トラックやバンでは天井高が足りず、葉を傷つけてしまうリスクがあります。しかし、いまだ運送が誇る幌付き軽トラックは、荷台の高さが175センチ確保されています。この「高さ」こそが、背の高い植物をストレスなく直立させたまま運べるプロの強みです。
四貫島の商店街エリアは人通りが多く、路地も入り組んでいますが、そこは此花区の裏路地を知り尽くしたいまだ運送の独壇場です。Negozio di fiori Halzionの店舗前から、植物に振動を与えないよう慎重に発進しました。
お届け先は、同じ此花区内の梅香にある、リノベーションされた長屋のお宅でした。梅香エリアは、昭和の面影を残す素晴らしい街並みですが、一方通行や極端に道幅が狭い路地が無数に存在し、大手運送会社の2トントラックでは進入困難な場所が多々あります。
いまだ運送は北港通の交通量と段差を避けるため、あえて一本北側の生活道路を選択しました。ここは地元住民しか知らないような道ですが、舗装が安定しており、植物の運搬には最適です。千鳥橋駅周辺の喧騒を裏道でスムーズにかわし、梅香の迷路のような路地へと滑り込みました。
目的地の目の前は、軽トラックの車幅ギリギリの狭い路地でしたが、サイドミラーを数センチ単位で確認しながら、正確に軒先へと横付けしました。175センチの幌を開け、ウンベラータを無傷のまま荷下ろしした瞬間、お客様の安堵された表情を拝見し、単身引越しのプロとして静かな達成感を感じました。

