公開日: 2025年12月某日 / カテゴリ: 引越し現場, お客様事例, 尼崎市
こんにちは。いまだ運送です。
今日もまた一つ、印象に残ったお引っ越しのお話をお届けします。
今回は、尼崎市から尼崎市へ。同じ市内ということもあり、距離的には短い移動ですが、“距離の短さ=仕事の軽さ”では決してありません。むしろ、短距離のほうが段取りのスピード感が求められることもあり、油断できないタイプのご依頼です。
さて、今回のお引っ越しは、いつもとは少し違う形でスタートしました。
■「……え、なんのメール?」
引っ越し屋をしていると、日常の中でいろいろな通知が飛んできます。LINE、電話、SMS、問い合わせフォーム……そして、忘れた頃に来る Googleビジネスからのメール。
今回のご依頼も、まさにそこからでした。
正直に言うと、Googleビジネスから来るメールというのは、99%が「通知」「広告」「仕様変更のお知らせ」です。だからこそ、“たま~に紛れている本物の問い合わせ”が逆に怖い。
メールを開いた瞬間、「え、これ本当に依頼?」と、一瞬画面を二度見しました。
しかも内容はかなり丁寧で、住所や荷物の量、希望日程までしっかり書かれている。
Googleビジネスから本物の依頼が来る確率は、釣りで例えるなら、「狙ってないのに尺アジが突然釣れる」くらいレアです。
そんな“予期せぬ一通のメール”から、今回のご依頼は始まりました。
■ 尼崎市内の移動 ― 短距離だからこそ難しい現場
引っ越し当日。お客様のお宅に到着すると、荷物はきれいにまとめられており、搬出の導線も確保されていて、非常に作業しやすい環境でした。
ただ、短距離引っ越しならではの特徴があります。それは、作業テンポがとにかく早いということ。
遠距離の場合は、積む → 移動 → 降ろす という時間の流れにメリハリがあります。
しかし、市内移動の場合は、積む → すぐ降ろす この“連続作業感”があるため、集中力を一気に持っていかれる傾向があるのです。
今回は、ことさらそのスピード感が強かったのですが、お客様の準備が整っていたおかげで、作業は順調に進みました。
■「Googleからのメールはビックリしますよね?」
作業中、お客様と少しお話する機会がありました。
こちらが軽く冗談めかして、「Googleビジネスから直接メール来るの、なかなか珍しいんですよ」とお伝えすると、お客様も笑って、こう返されました。
「え、そうなんですか?普通にそこから問い合わせました(笑)」
こういう会話をしていると、“自分たちは当たり前と思っていることでも、お客様からすると当たり前ではない”ということを改めて感じます。
当社としてはどんなルートであってもご依頼は嬉しいのですが、Googleビジネスからの依頼だけは、本当に不意打ち食らったような気分になるのです。
でも、その驚きのおかげで、今回のエピソードも一段と記憶に残るものになりました。
■ 搬入完了 → 生活が始まる瞬間
新居に荷物を搬入していくと、空っぽの部屋に家具や家電が少しずつ入っていき、徐々に“暮らしの形”ができていきます。
この変化を見るのは、引越業者にとって一番好きな瞬間かもしれません。
- 冷蔵庫を置くとキッチンが生活の場になる。
- ベッドを設置すると、一気に家っぽさが出る。
- ダンボールが積まれると、「今日からここで暮らすんだな」と感じる。
毎回のことではありますが、やっぱり人の暮らしのスタートに携われるのは、とても光栄で誇らしい仕事だと実感します。
■ 最後に
今回の尼崎市内のお引っ越しは、「Googleビジネスの通知」という意外なところから始まったご縁でした。
日常の中で見落としがちな小さなメールでも、そこに大切な仕事が隠れていることがあります。
そして、今回のご依頼を通して、お客様が「いまだ運送」を見つけてくださったことに、あらためて感謝の気持ちが湧きました。
ご利用いただき、本当にありがとうございました。
なお、LINEからでも簡単に引越しの見積もり・依頼ができます。「写真送るだけ」「文章短くてもOK」なので、お気軽にご利用ください。

