「ご縁は一度で終わらない」― 大阪市 住之江区 → 城東区のお引っ越しエピソード ―

公開日: 2025年12月某日 / カテゴリ: 引越し現場, お客様事例, LINE見積もり

こんにちは。いまだ運送です。

今回ご紹介するのは、大阪市住之江区から城東区までのお引っ越し。距離としては決して遠くない移動ですが、実はこのご依頼、 ひとつの縁が一度スルーされ、そして再び戻ってきた という、少し印象深いケースでした。


目次

■ 最初の出会いは「LINE見積もり」

当社では、お電話が苦手な方や忙しい方に合わせて、LINEでの見積もり依頼にも対応しています。今回のお客様も、まずはLINEで写真を送ってくださり、荷量の確認からスタートしました。

「住之江区から城東区まで。荷物はこれくらいです」そんなシンプルな始まり。

こちらも丁寧に料金や作業の流れをご説明し、あとは返信を待つだけだったのですが……そのまま既読の気配がなく、静かに時間だけが流れていきました。

いまだ運送の仕事をしていると、こういう“自然消滅”は珍しくありません。もちろん、それが悪いということではありません。お客様にだって事情がありますし、他社で良い条件に出会うこともありますし、そもそも引っ越しそのものが延期になることもあります。

ただ、不思議なもので。ひとつのLINEが止まると、「どうされたかな…」と、少しだけ心に残るのです。

■ 数日後、突然戻ってきたメッセージ

そんな中、ある日、ポンッとLINEの通知が入りました。開いてみると、数日前に見積もりを送ったお客様から。

「日程が変更になりまして、再度見積もりお願いできますか?」

まさに“ご縁の再来”という感じでした。

最初の見積もりをスルーした理由を尋ねるつもりはありません。お客様にはお客様の事情があり、そしてこうして再びご連絡をいただけたことが何よりありがたいことだからです。

写真も追加で送っていただき、改めて荷量・段取り・料金を説明。前回よりも少しゆっくり話せたことで、お互いに不安や疑問も解消され、結果、一気に話がまとまりました。

「では、その日でお願いします!」

その瞬間、まるで途切れていた糸が再び強く結ばれたように感じました。

■ 引っ越し当日:運送屋が好きな「生活が生まれる瞬間」

住之江区のマンションは、エレベーターの広さも十分で作業がスムーズ。家具の養生、家屋の保護、運び出しのルート確認……すべて段取りよく進みました。

荷物には、お客様が大切にされている生活の積み重ねが詰まっています。リビングで家族が使っていたソファ、思い出が詰まった棚、日常を支える家電たち。そういった物をひとつひとつ丁寧に運び出すと、「今日、この方の新しい生活を支えるお手伝いができているんだ」と実感します。

城東区に到着:お客様の「お願いして良かった」が何よりの励み

城東区のお部屋に到着してからは、搬入の配置の確認をしながら慎重に作業。「そこ、少し右でお願いします」「この棚は壁際に寄せてもらえますか?」

そんなやりとりをしながら、お部屋の雰囲気がどんどん“生活のある空間”へと変わっていく瞬間は、運送屋として何度経験しても好きな時間です。

搬入がすべて終わったあと、お客様からいただいたひと言。

「最初スルーしてすみません…結果的に、お願いして良かったです」

この「お願いして良かった」が、どれだけ励みになるか。何百件の中の一度の言葉でも、疲れが全部吹き飛ぶほどの重みがあります。

■ 人の縁は一度で終わらない

引っ越しの仕事をしていると、さまざまなお客様と出会います。連絡が途切れる人もいれば、何年も経って再依頼をくださる方もいます。今回のように、一度スルーされても、また戻ってきてくれる方もいる。

仕事とは不思議なもので、「一度流れたから終わり」ではなく、「必要なタイミングで再び縁がつながる」ことが本当に多いのです。

今回の住之江区 → 城東区のお引っ越しは、その典型でした。

お客様にしてみれば、小さな事情の変化だったのかもしれません。ですが、当社にとっては、ひとつのご縁が戻ってきた貴重な瞬間です。

そして、何よりも嬉しいのは、最終的に選んでいただけたこと。スルーされた過去より、「最後に決めていただけた現在」の方が、はるかに大きな意味を持つのです。

■ 最後に

今回も無事に作業を終えられたことに心から感謝いたします。そして、LINE見積もりという気軽な形だからこそ、こうして再度ご連絡をいただけたのだと思っています。

引っ越しは人生の節目。少しでも安心していただけるよう、これからも丁寧に対応していきます。

住之江区から城東区までのお引っ越し。ご利用いただき、本当にありがとうございました。

またどこかでご縁がつながる日を楽しみにしています。

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