公開日: 2025年12月某日 / カテゴリ: 引越し現場, 枚方市, SNSからのご依頼
おはようございます。いまだ運送です。
今回のお引越しは、枚方市から枚方市まで。同じ市内での移動だからこそ、距離の短さとは裏腹に、その地域が持つ空気感の違いがとてもよく伝わる、そんな一日でした。
朝、京阪電車の「枚方市駅」前を通ると、学生さんや会社員で賑わう気配がすでに溢れており、交差点の向こうからは「樟葉」方面行きのバスが次々と発車していきます。香里園方面に向かう列車のホームには地元の高校生たちが列をつくり、枚方という街が**“若い力が多く住む街”**だと改めて感じさせてくれました。
■Twitter(X)から始まった、お客様とのご縁
今回のお客様とのご縁は、なんとTwitter(X)。とある日、私が投稿した軽トラ引越しの作業風景の写真に反応をいただき、そこからDMでご相談がありました。
「ずっと気になってました！今度引越しを考えているんです」
そんな一言から、今回のご依頼が始まりました。
いまだ運送のSNSは派手ではありませんが、これまで積み重ねてきた作業の姿や、ちょっとした日常のつぶやきを大切に続けてきました。それを見て依頼してくださる方がいるというのは、本当にありがたいことです。
そして今回、作業後にお客様がXに投稿してくださったツイートは、私自身も驚くほど丁寧で温かいものでした。「この人なら安心して任せられると思った」と。その言葉は、どんな広告よりも、どんな営業トークよりも強い力を持っていると感じます。
■枚方市内の移動で感じる、街の表情の違い
さて、肝心のお引越し当日。お客様のお住まいは、京阪交野線の「宮之阪駅」から少し南へ下った住宅街で、近くには関西外国語大学の御殿山キャンパスがあり、学生さんの行き交う姿がちらほら見えるエリアでした。今回のお客様も、その雰囲気に溶け込むような若い方で、第一印象からとても親しみやすい雰囲気をまとっておられました。
荷物はワンルームサイズで、軽トラックにちょうど収まる量。レオパレスのような家具付き物件ほどではありませんが、ひとつひとつの荷物が綺麗にまとめられており、「引越し慣れしてるな」と思うほど整理が行き届いていました。作業がスムーズに進む背景には、こうしたお客様の気配りが必ずあります。
積み込みが終わり、車を走らせて枚方市内を移動していると、街の表情がひとつずつ変わっていきます。宮之阪の住宅地を抜け、御殿山の駅前を通れば、少し高台になった街並みが心地よい風景をつくり、そこから牧野駅方面へ向かえば、淀川堤防に近づくにつれて開放感がぐっと増します。「牧野高校ってこのあたりでしたね」と会話が弾んだり、府道18号線を進みながら「樟葉のほうは休日になると賑やかですよね」と話したり、移動中でも枚方という街の魅力が自然と話題になります。
■「賑わいの中心」枚方市駅周辺への新生活
そして、新居の場所は枚方市駅からもアクセスしやすい岡東町近くのマンション。駅前にはT-SITEが堂々とそびえ、蔦屋書店に向かう人の流れが絶えない、枚方の中でも特ににぎわいが集まるエリアです。お客様も、「前からこの場所が好きで、いつか住みたいと思ってたんですよ」と話され、今回のお引越しが新しい生活のスタートであることが伝わってきました。
荷降ろしの際、マンションの管理人さんがとても協力的で、「気をつけて運んでくださいね」と声をかけてくださり、スムーズに作業を進めることができました。搬入作業は搬出よりも慎重に進める必要がありますが、お客様が段ボールの置き場所を次々と指示してくださり、こちらとしても動きやすい現場でした。
■SNSが繋いだ「小さな奇跡」
最後に軽トラックの荷台を空にし、確認を終えたとき、お客様が一言「本当にお願いして良かったです」と言ってくださいました。そしてその直後、スマホを取り出し、現場の写真を数枚撮影しながら、「これXにあげてもいいですか？」と。
その後投稿されたツイートには、
- スピーディで安心感があった
- 料金が分かりやすくて助かった
- 代表が一人で来てくれるから“誰が来るのか分からない不安”がない
そんな言葉が並び、私のほうこそ感謝で胸がいっぱいになりました。
SNSというのは不思議なもので、顔も知らない者同士が繋がり、そこから現実の引越しという生活の節目に関わることになる。枚方市の中だけの近距離の移動であっても、その裏には人の“決断”や“新しい生活への意志”があり、その節目に立ち会えたことは本当に光栄でした。
枚方は広い街です。津田駅周辺の落ち着いたエリアもあれば、長尾の住宅街や、藤阪の自然豊かな地域もある。関西外大の本キャンパスがある中宮のあたりは学生さんが多く、樟葉のほうは商業施設も多くてファミリー層にも人気。同じ市内の移動でも街ごとに空気が違い、新しい部屋に引越すだけで生活の景色が一変します。
だからこそ、枚方市内での引越しは短距離でも**“新しい物語の始まり”**。今回のお客様は、その始まりの瞬間をSNSで共有し、そして私たちにもその一部を担わせてくださいました。
このご縁は、Xが繋いでくれた小さな奇跡。そして、その小さな奇跡のおかげで、今日もまた軽トラックのエンジンを温かい気持ちでかけることができました。
ご利用ありがとうございました。
