戸建てからハイツへのお引越し ― 尼崎市内での移動に詰まった、代表のこだわりと安全への配慮 ―

公開日: 2025年12月某日 / カテゴリ: 引越し現場, 尼崎市, 軽トラック便

こんにちは、いまだ運送です。

本日は、尼崎市内での引越しのご依頼をいただいた際のお話を、少し丁寧に振り返ってみたいと思います。同じ市内での移動とはいえ、現場ごとに状況はまったく違い、段取りや気遣いも毎回変わってきます。今回は 「戸建てからハイツへのお引越し」。ほんのわずかな出来事であっても、その裏側には引越し屋としてのこだわりと判断が詰まっています。


目次

■戸建ての搬出は気を使う。理由は「家の形」にある

よくお客様から「戸建てのほうが広いし、搬出しやすそう」と言われることがあります。たしかに通路の幅や玄関の大きさだけを見れば、マンションより余裕がある場合もあります。しかし実際の作業で考えると、戸建ての搬出は細かな点で気を遣う場面が多いのです。

まず、戸建ては“家全体が生活そのもの”になっています。玄関、廊下、階段、壁、手すり、ドア枠――どれもお客様が長い年月を過ごしてきた場所。少しの擦れでも思い出に傷をつけてしまうような感覚があり、こちらとしては最大限注意を払います。

さらに戸建て特有の構造として、「微妙な段差」や「曲がり角のきつさ」があります。階段は曲がりが急だったり、手すりとの距離が狭かったり、大型家具が通るかどうか慎重に見極めなければなりません。

今回の現場でも、階段の幅や曲がり具合を事前に確認し、家具をどの角度で運び下ろすか、細かな判断を積み重ねていきました。

■一方、ハイツへの搬入は案外ラクになることもある

今回のお引越しは「ハイツへの移動」。一般的に、ハイツは共用廊下や階段幅が一定で、構造がシンプルです。搬入時は「どこをどう通せばいいか」が判断しやすいので、作業がスムーズになる傾向があります。

もちろん、建物ごとにクセはありますが、戸建てのように“家ごとに世界観が違う”わけではありません。そのため、搬入そのものは戸建てより神経を使わずに済む場面も多いのです。

ただし注意点がゼロなわけではありません。ハイツには共用部分があるため、階段や廊下でほかの住人の方とすれ違う可能性もあります。荷物を運んでいるときに急に人が現れると危険なため、常に周囲を見ながら慎重に進めます。

いまだ運送は、私(代表)がすべての現場で直接作業しますので、こういった細かい配慮は欠かしません。引越しは“運ぶだけ”に見えて、実はまわりへの心配りが多い仕事です。

■軽トラックだからできる「無駄のない積み方」

いまだ運送は軽トラックに限定して運営しています。大型トラックを使わない理由は、維持費を抑えて料金を安くするため。そして、小回りが利くので尼崎の住宅街でも動きやすいメリットがあります。

今回の引越しでも、軽トラの機動力が役立ちました。戸建て前の道路は車両の行き来があり、長時間の停車がしづらい状況でしたが、軽トラックなら短時間で寄せて停められます。

また、いまだ運送のスタイルは「軽トラックに積めるだけ積むプラン」。これにより、お客様は無駄な料金を払う必要がありません。ダンボールはお客様にご用意いただきますが、そのぶん料金を抑えることができます。「必要な分だけ、ちょうど良く」。それがいまだ運送のスタイルです。

■一人で運べない荷物は、お客様にもご協力いただく

今回の現場でも、大型の家具を搬出する際にお客様に少しだけお手伝いいただきました。いまだ運送は従業員を雇わず、私一人で作業するスタイルです。そのため、「一人では物理的に持てない重量物」は、お客様と一緒に運ぶ形になります。

この協力型スタイルは、いまだ運送の特徴のひとつです。

「引越し屋が全部やってくれる」というイメージに慣れている方には最初こそ意外に感じられますが、

  • 人件費の削減
  • 中間マージンなし
  • 営業マン不在の自社集客

こうした体制があるからこそ、価格を安く抑えて提供できています。

お客様からも「思ったより軽かったので手伝えました」「一緒に運ぶと引越ししてる実感が湧くね」という感想をいただくことも多く、むしろ好評です。

■代表が必ず行くからこそ、責任を持って最後まで

いまだ運送は“現場に行くのは代表のみ”。誰が来るのか分からない、技術のばらつきがある――そんな心配がありません。

今回の尼崎市内の現場も、作業前の確認から積み込み、搬送、搬入、最後の配置調整まで、すべて私自身が担当しました。「最初に見積もりに来た人と現場に来た人が違う」という業界ではよくある不安要素が、いまだ運送には存在しません。

お客様にとっては引越しは生活の大きな節目。そこに責任を持って関われるのは、代表がすべての作業を行うスタイルだからこそだと考えています。

■ご依頼への感謝を込めて

今回も無事に作業を終え、新しいご新居でお客様がほっと一息つかれる姿を見て、こちらも自然と肩の力が抜けました。

尼崎市から尼崎市へ。距離としては短い引越しですが、お客様にとっては“生活の大きな移動”に変わりはありません。その大切な時間に関わらせていただけたこと、心より感謝いたします。

ご利用、誠にありがとうございました。

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