パソコンの処分方法|かんたんに自分でできるやり方をやさしく解説

woman using silver laptop
目次

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1. パソコンはゴミに出してはいけない理由

パソコンは普通のゴミに捨ててはいけません。なぜなら、パソコンの中には大切な部品や、リサイクルできる材料がたくさん入っているからです。法律でもパソコンの処分には特別な決まりがあります。

また、パソコンには写真や住所など、あなたの大切なデータが入っています。ゴミとして捨てると、見知らぬ人に大切な情報を見られてしまうこともあるのです。

だからパソコンは、正しい方法で処分することが大切です。

2. データを安全に消すために必要なこと

パソコンを処分する前に、必ずデータを消しましょう。ただパソコンの設定の「初期化」や「工場出荷状態に戻す」だけではデータを完全に消せません。

なぜ消すの?

パソコンの中には、写真や動画、パスワードなどとても大事な情報が入っています。これらの情報が知らない人に見られたり、悪いことに使われたりすると困ります。

3. パソコンの処分方法6つをわかりやすく説明

以下に代表的な処分方法をまとめました。

処分方法内容説明メリット注意点
① メーカー回収パソコンを作った会社が回収してくれる安心・確実・無料の場合が多い郵送や持ち込みが必要な場合あり
② 専門回収業者に依頼パソコン処分の専門業者が回収・データ消去する手間が少なく確実信頼できる業者を選ぶ必要あり
③ 自治体の回収ボックス地域の公共施設などに設置された箱に入れて処分簡単で無料全ての自治体で実施されているわけではない
④ 家電量販店に引き取り電気屋さんで引き取ってもらう店舗によっては郵送も可店によって引き取り条件は異なる
⑤ 中古ショップで売るまだ使えるパソコンを買い取ってもらうお金がもらえることがあるデータ消去は自分でしっかり行うこと
⑥ 自分でストレージ破壊ハンマーでハードディスクを壊すなど物理的破壊完全にデータを消せる危険を伴うので慎重に行うこと、最後の手段として推奨

4. 自分でできるパソコンのデータ消去方法

パソコンの中のデータを安全に消す方法を3つ紹介します。

1. ソフトで消す

パソコン用の「データ消去ソフト」を使います。これを使うとデータが復元できないように消せます。
例)無料や有料ソフトがあり、インターネットで探せます。

2. パソコンの初期化をする

パソコンの設定画面から「初期化」や「リセット」をします。ただし、これだけでは完全に消すことは難しいです。

3. ハードディスクを物理的に壊す

例えば、ハンマーで叩いて壊したり、工具で穴をあけたりすると、データは読み取れなくなります。とても安全ですが、怪我に注意しましょう。

5. パソコンのリサイクル・回収先はどこ?

  • パソコンメーカー(作った会社)
    例:NEC、富士通、東芝、デルなどメーカーの公式サイトで回収申込みができます。無料の場合が多いです。
  • 国認定の回収業者
    例:リネットジャパンなど、信頼できる業者があります。郵便局を利用した回収もあるため便利です。
  • 自治体の回収サービス
    お住まいの地域の市役所や区役所のホームページで確認できます。回収ボックスが設置されている場合もあります。
  • 家電量販店
    ヤマダ電機やビックカメラなど、パソコンを引き取ってくれることがあります。

6. 処分するときの注意ポイント

  • データは必ず消すこと(トラブル防止のため)
  • リサイクル費用がかかる場合があるので、事前に確認する
  • 違法な回収業者に注意(不適切に処分すると環境汚染につながる)
  • 売る場合は個人情報を完全に消去してから
  • パソコンの付属品(コードやバッテリー)は別に処分方法を調べる必要があります

7. Q&A よくある質問

Q1. 使えなくなったパソコンも処分できる?
はい。壊れたパソコンでも回収やリサイクルは可能です。

Q2. 複数台のパソコンをまとめて処分できる?
できる場合もあります。業者に相談してください。

Q3. パソコンに貼られている「PCリサイクルマーク」って?
これはリサイクル費用がすでに支払われていることを示すマークで、回収が無料の場合があります。

Q4. 個人情報はデータ消去で完全に消える?
専用ソフトや物理破壊などでしっかり消すことが必要です。単なる初期化だけでは不十分なことがあります。

8. まとめ:安心してパソコンを処分しよう

パソコンはそのままゴミに捨てず、必ずデータを安全に消してから、メーカーや自治体、専門業者に頼むなど正しい方法で処分しましょう。

正しい処分をすることで、資源をリサイクルできるだけでなく、個人情報の漏えいも防げます。

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