セブン‐イレブンのペットボトル回収事業まとめ

clear disposable bottle on black surface

目次

目次

  1. はじめに
  2. セブン‐イレブンのペットボトル回収事業とは
  3. 回収からリサイクルまでの流れ
  4. ペットボトル回収機の使い方とポイント付与
  5. 設置店舗数と今後の展開
  6. 「ボトルtoボトル」リサイクルの特徴
  7. Q&A
  8. まとめ

はじめに

セブン‐イレブンは、環境配慮型の循環型社会を目指し、2015年からペットボトル回収事業を推進しています。ペットボトルは日常生活で多く消費されるため、リサイクルによる資源循環とCO₂削減が重要な社会課題となっています。


セブン‐イレブンのペットボトル回収事業とは

  • 2015年より全国の店舗でペットボトル回収機を設置し、消費者・メーカーと協力してリサイクルを推進。
  • ペットボトル回収機は、誰でも利用可能で、回収したペットボトルは新たなペットボトルへと再生される「ボトルtoボトル」方式を採用。
  • この取り組みは、CO₂排出量削減や化石燃料資源の節約、廃棄物削減に貢献。

回収からリサイクルまでの流れ

流れ詳細説明
店頭回収店舗に設置された回収機にペットボトルを投入。機械内で約1/3に圧縮。
集荷・再圧縮回収機から集められたボトルはリサイクラーでさらに圧縮。
ペレット化洗浄・加工を経てペットボトル原料となるペレットに。
プリフォーム成形ペレットをプリフォーム(ボトルの原型)に加工。
新ペットボトルへ成形飲料メーカーで新たなペットボトルに成形され、再び商品として流通。

ペットボトル回収機の使い方とポイント付与

  1. 回収機の画面またはnanacoをタッチ(nanacoがなくても利用可能)。
  2. ラベル・キャップを外し、軽く洗ったペットボトル(2Lまで)を投入。
  3. 色付きやペットボトル以外のプラスチックは不可。
  4. ペットボトル5本でnanacoポイント1ポイントが付与。5本未満でも繰り越しカウント。
  5. ポイントは3日後以降に受け取り可能。

設置店舗数と今後の展開

年度設置店舗数対応エリア
2015年開始時数十店舗一部地域
2025年現在4,000店舗以上1都2府41県
  • 設置可能な全店舗への拡大を進行中。

「ボトルtoボトル」リサイクルの特徴

特徴詳細説明
化石燃料資源の節約新規原油(ナフサ)を使用せずリサイクル可能。
CO₂排出量削減原料採掘や製造時のCO₂排出を大幅に削減。
廃棄物削減ペットボトルが再びペットボトルとして生まれ変わるため、廃棄物を大幅に減らせる。
品質劣化が少ない通常のプラスチックリサイクルよりも品質の劣化が少なく、繰り返し利用が可能。
持続可能な社会づくりへの貢献日常生活に根付いたリサイクル活動を目指し、全国展開で利便性向上。

Q&A

Q1. どんなペットボトルが回収できますか?
A. ラベル・キャップを外し、軽く洗った2Lまでの無色透明なペットボトルが対象です。色付きやペットボトル以外は不可です。

Q2. nanacoポイントはどうやってもらえる?
A. ペットボトル5本ごとに1ポイント付与。5本未満でも次回に繰り越されます。ポイントは3日後以降に受け取り可能です。

Q3. 回収機はどこに設置されていますか?
A. 2025年現在、全国4,000店舗以上、1都2府41県に設置。今後も拡大予定です。

Q4. 回収されたペットボトルはどうなる?
A. 洗浄・加工されてペレット化され、再び新しいペットボトルとして飲料メーカーにより製品化されます。

Q5. どんな環境効果がありますか?
A. CO₂排出量や廃棄物削減、化石燃料資源の節約など、環境負荷低減に大きく貢献しています。


まとめ

セブン‐イレブンのペットボトル回収事業は、全国規模での回収機設置と「ボトルtoボトル」リサイクルにより、資源循環・CO₂削減・廃棄物削減を実現しています。誰でも簡単に参加でき、ポイント還元などのインセンティブもあり、日常生活にリサイクルを根付かせる仕組みです。今後も設置店舗の拡大と技術改良を進め、持続可能な社会づくりに貢献していきます。


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