目次
目次
- はじめに
 - セブン‐イレブンのペットボトル回収事業とは
 - 回収からリサイクルまでの流れ
 - ペットボトル回収機の使い方とポイント付与
 - 設置店舗数と今後の展開
 - 「ボトルtoボトル」リサイクルの特徴
 - Q&A
 - まとめ
 
はじめに
セブン‐イレブンは、環境配慮型の循環型社会を目指し、2015年からペットボトル回収事業を推進しています。ペットボトルは日常生活で多く消費されるため、リサイクルによる資源循環とCO₂削減が重要な社会課題となっています。
セブン‐イレブンのペットボトル回収事業とは
- 2015年より全国の店舗でペットボトル回収機を設置し、消費者・メーカーと協力してリサイクルを推進。
 - ペットボトル回収機は、誰でも利用可能で、回収したペットボトルは新たなペットボトルへと再生される「ボトルtoボトル」方式を採用。
 - この取り組みは、CO₂排出量削減や化石燃料資源の節約、廃棄物削減に貢献。
 
回収からリサイクルまでの流れ
| 流れ | 詳細説明 | 
|---|---|
| 店頭回収 | 店舗に設置された回収機にペットボトルを投入。機械内で約1/3に圧縮。 | 
| 集荷・再圧縮 | 回収機から集められたボトルはリサイクラーでさらに圧縮。 | 
| ペレット化 | 洗浄・加工を経てペットボトル原料となるペレットに。 | 
| プリフォーム成形 | ペレットをプリフォーム(ボトルの原型)に加工。 | 
| 新ペットボトルへ成形 | 飲料メーカーで新たなペットボトルに成形され、再び商品として流通。 | 
ペットボトル回収機の使い方とポイント付与
- 回収機の画面またはnanacoをタッチ(nanacoがなくても利用可能)。
 - ラベル・キャップを外し、軽く洗ったペットボトル(2Lまで)を投入。
 - 色付きやペットボトル以外のプラスチックは不可。
 - ペットボトル5本でnanacoポイント1ポイントが付与。5本未満でも繰り越しカウント。
 - ポイントは3日後以降に受け取り可能。
 
設置店舗数と今後の展開
| 年度 | 設置店舗数 | 対応エリア | 
|---|---|---|
| 2015年開始時 | 数十店舗 | 一部地域 | 
| 2025年現在 | 4,000店舗以上 | 1都2府41県 | 
- 設置可能な全店舗への拡大を進行中。
 
「ボトルtoボトル」リサイクルの特徴
| 特徴 | 詳細説明 | 
|---|---|
| 化石燃料資源の節約 | 新規原油(ナフサ)を使用せずリサイクル可能。 | 
| CO₂排出量削減 | 原料採掘や製造時のCO₂排出を大幅に削減。 | 
| 廃棄物削減 | ペットボトルが再びペットボトルとして生まれ変わるため、廃棄物を大幅に減らせる。 | 
| 品質劣化が少ない | 通常のプラスチックリサイクルよりも品質の劣化が少なく、繰り返し利用が可能。 | 
| 持続可能な社会づくりへの貢献 | 日常生活に根付いたリサイクル活動を目指し、全国展開で利便性向上。 | 
Q&A
Q1. どんなペットボトルが回収できますか?
A. ラベル・キャップを外し、軽く洗った2Lまでの無色透明なペットボトルが対象です。色付きやペットボトル以外は不可です。
Q2. nanacoポイントはどうやってもらえる?
A. ペットボトル5本ごとに1ポイント付与。5本未満でも次回に繰り越されます。ポイントは3日後以降に受け取り可能です。
Q3. 回収機はどこに設置されていますか?
A. 2025年現在、全国4,000店舗以上、1都2府41県に設置。今後も拡大予定です。
Q4. 回収されたペットボトルはどうなる?
A. 洗浄・加工されてペレット化され、再び新しいペットボトルとして飲料メーカーにより製品化されます。
Q5. どんな環境効果がありますか?
A. CO₂排出量や廃棄物削減、化石燃料資源の節約など、環境負荷低減に大きく貢献しています。
まとめ
セブン‐イレブンのペットボトル回収事業は、全国規模での回収機設置と「ボトルtoボトル」リサイクルにより、資源循環・CO₂削減・廃棄物削減を実現しています。誰でも簡単に参加でき、ポイント還元などのインセンティブもあり、日常生活にリサイクルを根付かせる仕組みです。今後も設置店舗の拡大と技術改良を進め、持続可能な社会づくりに貢献していきます。

