目次
- はじめに
- 衣類回収の概要と目的
- 回収対象品と注意点
- 回収店舗一覧
- 衣類循環の仕組みと流れ
- 各プロジェクトの詳細
- 6.1 古着バトン国内リユース
- 6.2 フルクル海外リユース
- 6.3 commpost国内リサイクル
- 6.4 Green Down Project羽毛リサイクル
- Q&A
- まとめ
1. はじめに
アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)は、ファッション業界が直面する衣類廃棄問題に真摯に向き合い、衣類のリユース・リサイクルを推進しています。本記事では、公式サイト(衣類品回収の取り組み)の内容をもとに、活動の全体像・仕組み・店舗情報・具体的な流れを表や図を交えながら、わかりやすく徹底解説します。
2. 衣類回収の概要と目的
活動の背景
- 世界的に衣類廃棄が深刻な社会問題に
- ファッション業界が環境負荷の大きい産業の一つ
- アーバンリサーチは「衣類は未来につなぐ資源」と位置づけ、循環型社会の実現を目指す
目的
目的 | 内容 |
---|---|
廃棄衣料の削減 | 焼却・埋立による環境負荷を抑制 |
資源循環の推進 | 着られる服はリユース、着られない服はリサイクル |
社会貢献 | 児童養護施設や海外支援、障がい者雇用創出 |
サステナブルな消費の啓発 | 消費者とともに「捨てる前にできること」を考える |
3. 回収対象品と注意点
回収対象品
区分 | 回収対象品 | 回収不可品 | 備考 |
---|---|---|---|
アーバンリサーチ商品 | 購入した全ての洋服 | 水着・下着・靴下・マフラー・ストール・着物・浴衣・ぬいぐるみ等 | commpostは雑貨も回収 |
Green Down Project | 羽毛製品全般(ブランド不問、汚れ・穴OK) | 綿布団等 | ダウン率50%以上、VIRGIN DOWNタグ付き推奨 |
注意点
- 事前に洗濯またはクリーニング必須(Green Down Projectは除く)
- メッセージカードで「服への想い」を伝えられる(任意)
- 羽毛製品は他社購入品もOK
- 一度回収したものは返却不可。ポケットの中身等を確認
4. 回収店舗一覧
全国のアーバンリサーチ系列店舗にて回収実施。代表的な店舗を地域別に表でまとめました。
地域 | 店舗名(抜粋) |
---|---|
北海道・東北・信越 | URBAN RESEARCH warehouse(三井アウトレットパーク仙台港店)など |
関東 | URBAN RESEARCH Store(パルコヤ上野店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、ラゾーナ川崎プラザ店など) |
北陸・東海 | URBAN RESEARCH Store(タカシマヤゲートタワーモール店)、金沢百番街Rinto店など |
近畿・中国・四国 | URBAN RESEARCH(ルクアイーレ店、ららぽーとEXPOCITY店、広島パルコ店など) |
九州・沖縄 | URBAN RESEARCH Store(アミュプラザくまもと店)、アミュプラザ鹿児島店など |
※詳細は公式サイト店舗リスト参照
5. 衣類循環の仕組みと流れ
回収後の流れ
- 分別:リユース可能かリサイクルかを仕分け
- リユース:国内外で再利用・寄付
- リサイクル:素材として再生、商品化
- 社会貢献:利益は児童養護施設支援や障がい者雇用、海外支援に活用
環境・社会への影響
項目 | 効果・影響例 |
---|---|
CO2削減 | 1着あたり約25.5kgのCO2排出削減 |
水資源保護 | 1着あたり約2,300Lの水消費抑制 |
社会貢献 | 児童養護施設支援、障がい者雇用、海外支援など |
6. 各プロジェクトの詳細
6.1 古着バトン国内リユース
- 一般社団法人ミライバトン研究所と連携
- 回収した服を再販売・寄付し、売れないものはリサイクル
- 収益は子ども支援に活用
- 障がい者雇用や「服を大切にする想い」のバトンタッチ
6.2 フルクル海外リユース
- 認定NPO法人ブリッジエーシアジャパンが運営
- リユースできる衣料品を海外(主にミャンマー・ベトナム)へ寄付
- 買取収益は現地支援活動に活用
6.3 commpost国内リサイクル
- 着られない衣類をアップサイクルし新商品として販売
- 環境負荷軽減・就労困難者雇用創出を両立
- パートナー企業・団体と共創
6.4 Green Down Project羽毛リサイクル
- 羽毛製品を回収し、洗浄・精製で「再生羽毛」として商品化
- 羽毛資源の循環とサステナブルな羽毛流通システムを構築
- 生活者・企業・団体が協力して推進
6.5 衣類循環の全体フローチャート
回収品の状態 | 活用方法 | 具体的な流れ |
---|---|---|
まだ着られる | 国内リユース(古着バトン) | 販売・寄付→子ども支援・障がい者雇用 |
海外リユース(フルクル) | 販売・寄付→海外支援(ミャンマー・ベトナム等) | |
着られない | 国内リサイクル(commpost) | アップサイクル商品化→販売・雇用創出 |
羽毛製品 | Green Down Project | 再生羽毛として商品化→循環型社会推進 |
7. Q&A
Q1. どんな服でも回収してもらえますか?
A. アーバンリサーチで購入した洋服は基本的に回収可能ですが、水着・下着・靴下・帽子・靴・バッグなど一部回収不可品があります。羽毛製品はブランド不問で回収します。
Q2. 他社製品の服や雑貨も回収できますか?
A. 羽毛製品は他社ブランドもOK。衣類以外の雑貨は「commpost」で一部回収可能です。詳細は店頭スタッフにご確認ください。
Q3. 事前に洗濯は必要ですか?
A. 基本的に洗濯・クリーニングが必要です(羽毛製品は除く)。
Q4. 回収した服はどうなりますか?
A. リユース可能なものは国内外で再利用・寄付され、着られないものはリサイクルされます。羽毛製品は再生羽毛として商品化されます。
Q5. どこで回収していますか?
A. 全国のアーバンリサーチ系列店舗で実施しています。詳細は公式サイト店舗リストをご参照ください。
Q6. 服にメッセージを添えられますか?
A. 店頭の回収ボックス横にあるメッセージカードで、次に着る方への想いを伝えることができます(任意)。
8. まとめ
アーバンリサーチは、衣類を単なる「消耗品」とせず、資源として循環させるための多面的な取り組みを展開しています。
回収された衣類は、国内外のリユース・リサイクル・アップサイクルを通じて、環境負荷の軽減と社会貢献を同時に実現しています。
消費者一人ひとりの「捨てる前にできること」が、サステナブルな未来のための大きな一歩となります。
ぜひ、あなたもこの循環の輪に参加してみませんか?
参考リンク
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