ジェットスキーの処分の仕方

white and black personal watercraft on body of water

目次

目次

  1. はじめに
  2. ジェットスキーって何でできているの?
  3. どうして普通のゴミで捨てられないの?
  4. ジェットスキーの主な処分方法
  5. 処分のときに気をつけること
  6. ジェットスキーの処分にかかる費用
  7. よくあるQ&A
  8. まとめ

はじめに

ジェットスキーは、とても楽しい乗り物だけど、大きくて重たいので使わなくなると置き場所や処分方法に困ります。今回は、「どうやってジェットスキーを安全に、正しく、そしてできるだけラクに処分できるか」をわかりやすく紹介します。


ジェットスキーって何でできているの?

ジェットスキーの船体は「FRP(ガラス繊維強化プラスチック)」という、とてもかたいプラスチックでできています。ほかにも、エンジンや金属・オイル・ガソリン・バッテリーなど色々な部品が使われています。

主な材料特徴
FRPやぶれにくくてとても丈夫
金属エンジン・ネジなど動く部分に使われている
オイル/ガソリン動かすためのエネルギーになる
バッテリー電気をためる部品

どうして普通のゴミで捨てられないの?

ジェットスキーは「粗大ごみ」や「不燃ごみ」としては捨てられません。重くて大きいのと、オイルやガソリンなどが環境に悪いからです。まちのゴミ収集所では受付してもらえないし、もしこっそり捨ててしまうと「不法投棄」という犯罪になります。法律でかならず決められた方法で処分しなくちゃいけません。


ジェットスキーの主な処分方法

1. 買取業者に売る

まだ動く・新しい・有名メーカーなら、専門の買取業者が買い取ってくれます。壊れていても部品の価値があれば買ってくれることもあります。

流れ:

  • 業者探し(ネット検索OK)
  • 状態を伝えて見積もり
  • 買取価格に納得したら契約・引き渡し
  • 必要書類(所有者証明など)を準備

メリット・デメリット:

メリットデメリット
買取業者お金が戻ってくることもある壊れてると価値がない

2. FRP船リサイクルシステムで処分する

一番ポピュラーでおすすめの方法です。全国一律3万1,020円のリサイクル料金で安全・確実に処分できます(運搬費は別です)。
「FRP船リサイクルセンター」が環境にやさしくリサイクルしてくれます。自力で指定場所に持っていけば運搬費はかかりません。

流れ:

  1. 登録販売店に相談して処分の見積もり
  2. リサイクル料金を郵便局で支払う
  3. 指定場所にジェットスキーを持ち込む、または業者に運搬を依頼

処分前にやることリスト:

  • 船体のカキやフジツボなどの汚れを落とす
  • 燃料やオイル・クーラントを抜く
  • バッテリー、ロープ、備品などを外す
ポイント
費用リサイクル料3万1,020円+運搬料
対象FRP船(ジェットスキー、水上バイクなど)
投棄禁止不法投棄すると罰金刑・懲役刑

3. 産業廃棄物として専門業者に頼む

ボロボロ・壊れていて売れない場合や自分で処理できない場合、産業廃棄物処理業者に頼むのが安心。
法律に沿った方法で正しく処分してくれるので、環境にも安全です。

流れ:

  • 処理実績がある業者を探す
  • 状態や場所を伝えて見積もり
  • 必要に応じて処分証明書も発行

4. 友人やマリーナに譲る

信頼できる人にゆずる方法もあります。使いたい人がいれば、お金をかけずにすぐ処分できます。


5. 自分で解体して部品を売る

上級者向けです。時間や工具があれば、部品をていねいに分けてスクラップ業者やフリマサイトで売ることもできます。残りのFRP船体は産業廃棄物業者で処分します。


処分のときに気をつけること

  • 必ずガソリン・オイルを抜くこと(火事や環境汚染をふせぐため)
  • バッテリーは外しておく
  • 部品やロープなどはすべて外す
  • 船体のカキや汚れはしっかり落とす
  • 不法投棄は絶対にやらない
  • 名義変更や廃船登録も忘れずに

ジェットスキーの処分にかかる費用

方法費用目安
FRP船リサイクルシステム31,020円+運搬料
産業廃棄物業者(現地引取の場合など)数万円〜(状態による)
買取業者0円〜値段が付く場合もあり(状態次第)
自力解体+部品売却無料〜利益が出る場合もあり
譲渡無料(条件あり)

ポイント:自分で運搬すると運搬費がかかりません。業者に頼むと追加費用が発生します。


よくあるQ&A

Q:普通のゴミで出せますか?

A:できません!環境や法律のため、決められた方法で処分してください。

Q:不法投棄したらどうなるの?

A:法律違反になり、「罰金1,000万円以下、または5年以下の懲役」と厳しい罰を受けます。

Q:リサイクル料金以外に必要なお金は?

A:運搬費用や、事前に船体の掃除を業者に頼むと追加費用がかかることもあります。

Q:売れないボロボロのものでも処分できますか?

A:産業廃棄物業者やFRP船リサイクルシステムなら確実に処分可能です。


まとめ

  • ジェットスキーは「FRP船リサイクルシステム」で安全・確実に処分できる
  • 料金は一律3万1,020円+運搬料が基本
  • 買取業者で売却したり、友人に譲ったり、自分で解体して部品を売ることも可能
  • 処分前には燃料やオイルを必ず抜いて、部品やバッテリーを外そう
  • 不法投棄は厳しい罰則があるので絶対にやらない
  • 名義変更・廃船登録も忘れずに

ジェットスキーの処分は、決められたルールを守って、みんなが安全に、そして地球のためにも気をつけて行いましょう!


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