【小学生でも分かる】リチウムイオン電池・ボタン電池の正しい処分のしかた

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はじめに

みんなの身のまわりには、たくさんの電池があります。たとえば、ゲームやおもちゃ、時計、リモコン、スマホなどです。その中でも「リチウムイオン電池」や「ボタン電池」は、捨て方をまちがえるととても危ないことになることも…。

このページでは、小学生でも分かるように、リチウムイオン電池とボタン電池の安全で正しい処分のしかたを、くわしく教えるよ!


リチウムイオン電池ってなに?ボタン電池ってなに?

リチウムイオン電池とボタン電池はどんな電池なのでしょう?表でかんたんにまとめます。

電池の種類どんな形?使われているもの特ちょう
リチウムイオン電池四角や細長いことが多いスマホ、ノートパソコン、デジタルカメラ、モバイルバッテリーなど何度も充電して使える。
ボタン電池小さい円盤みたいな形時計、電卓、車のキー、おもちゃなど使い切りタイプが多い。

なぜ捨てるときに注意が必要なの?

  • 電池を普通のごみとして捨てると、火事の原因になることがあるからです。とくにリチウムイオン電池は、捨て方をまちがえるとごみ収集車の中で発火することもあります。
  • 電池の中にはリサイクル(もう一度資源として使う)できる金属などが入っています。正しく回収すると、地球にもやさしいです。

リチウムイオン電池の処分方法

STEP1:電池を使い切ろう

  • 残りの電気を使い切ってから捨てます。もしできたら電池を最後まで使ってから処分しよう。

STEP2:絶縁しよう

  • 電池の両方の端っこ(プラスとマイナス)にテープ(ビニールテープやセロハンテープ)を貼ります。これを絶縁(でんきが流れなくなるようにすること)といいます。

STEP3:捨てる場所

  • 電器屋さん・スーパー・ホームセンターなどのリサイクル協力店(リサイクルマークや回収ボックスがあるよ!)に持っていきます。
  • リサイクル協力店が分からないときは、自治体(市役所や区役所)のゴミ分別ガイドや回収窓口に確認しましょう。
  • モバイルバッテリーや充電池が取り外せない家電も、同じように家電リサイクルの回収窓口に持っていきます。

注意: 家庭ごみとしては絶対に出してはいけません!


ボタン電池の処分方法

STEP1:電池を使い切ろう

  • 最後まで使い切ってから捨てます。

STEP2:絶縁しよう

  • 電池全体をテープでまきます(特にプラスとマイナスの面がでないように)

STEP3:捨てる場所

  • 【ボタン電池回収缶】の表示がある回収協力店(時計店、家電量販店など)に持っていきます。
  • お店が分からないときは「ボタン電池回収サイト(一般社団法人電池工業会)」で検索すると、お近くの回収協力店が見つかります。

注意: 「燃えないごみ」「普通のごみ」といっしょには捨てないでね!


ぜったいにしてはいけないこと

  • 電池を家庭ごみや燃えないごみ、ペットボトルなどといっしょに捨てないでね!
  • 絶縁(テープを貼る)しないで捨てると、「火花」が出てけがをしたり、火事になることがあるよ。
  • 長く家でためこんでおくと、液がもれることもあるから、早めに処分しよう。

よくある質問(Q&A)

Q1. リチウムイオン電池ってどんな物に入っているの?

A:

  • スマートフォン、ゲーム機、ノートパソコン、タブレット、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、電動自転車、掃除機などに使われているよ。

Q2. ボタン電池は、どうやって絶縁するの?

A:

  • ボタン電池のうすい円盤型の部分全体をテープで包んでね。

Q3. ゴミ袋にまとめて入れてもいいの?

A:

  • 絶対にダメ! ひとつずつ絶縁したうえで、指定の回収窓口や回収缶に入れましょう

Q4. わからないときは誰に聞けばいいの?

A:

  • 近くの市役所や区役所、またはリサイクル協力店のスタッフさん、おうちの人に相談しましょう!

まとめ

  • リチウムイオン電池やボタン電池は、「家庭ごみ」や「普通ごみ」としては絶対に捨ててはいけません
  • ぜったいにテープを貼るなど絶縁処理をして、信頼できるリサイクル協力店や自治体の回収窓口に持っていきましょう。
  • 電池の種類ごとに捨て方がちがうこと、どちらも地球にやさしいリサイクルにつながることを覚えておいてください。

電池の正しい処分は、みんなの安全と地球の未来をまもる、とても大切なことです!



ごみとして出す前に、「正しい捨て方」を家族や友だちにも教えてあげてね!



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