ドラム缶の処分の仕方 ~小学生にもわかる完全ガイド~

red metal drum on a picnic ground

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はじめに

こんにちは!このページは、ドラム缶の処分の仕方について、小学生でもわかるようにやさしく説明しています。たくさんの大人も間違えがちな「ドラム缶の捨て方」について、しっかり学びましょう!


ドラム缶ってなに?いろいろな使い道

ドラム缶は、鉄やプラスチックでできた大きな筒の容器です。もともとは工場などで油や液体をたくさん運ぶために使われています。大きくて強いので、いろいろなものを入れて運べます。

おもな種類

ドラム缶の種類材質よく使われる場所・用途
鉄ドラム工場やガソリンスタンド、建築現場など
プラスチックドラム(ポリドラム)プラスチック水や食品、薬品の運搬など
木製ドラム電気の線やワイヤーを巻くとき

ドラム缶がいらなくなったらどうするの?

ドラム缶はとても大きいので、いらなくなると家や学校に置いておくのはたいへんです。そのまま外においておくと、雨がたまって虫がわくこともあったり、倒れてケガの原因になることがあります。使わなくなったドラム缶は、正しい方法で処分しなければいけません。


ドラム缶の正しい処分方法

① 自治体のごみ処理施設に持ち込む

一部の自治体では、ごみ処理施設に直接ドラム缶を持ち込めます。

  • 持ち込みには予約がいる場所もあるので、事前に電話で確認しましょう。
  • 自分で車に積んで運びます。
  • 施設で受付をして、案内にしたがって処分します。
  • メリット:費用が安い。
  • デメリット:運ぶのが大変。

② 粗大ごみ・不燃ごみとして出す

ドラム缶が小さめなら、粗大ごみや不燃ごみとして自治体に出せることがあります。

  • 申し込み方法や料金、回収日などを市役所やごみ担当に確認しましょう。
  • ドラム缶の大きさや中身によっては出せない場合もあります。
  • ポイント:完全に中身が空で、汚れていないことが条件なことが多い。
処分できる例処分できない例
小さいサイズ200Lの大きな鉄ドラム缶
汚れがない油が残っている、危険物付き

③ 不用品回収業者に依頼する

運ぶのがむずかしい、大きくて困ってしまった場合は不用品回収業者が便利です。

  • 電話やネットで依頼。見積もりをしっかり聞きましょう。
  • 家まで来てくれて運搬や積み込みもしてくれます。
  • 業者によっては買い取りもあるので状態が良い場合は査定してもらいましょう。
  • 必ず「古物商許可証」などの許可がある業者だけを選びましょう。

④ リサイクル業者・スクラップ業者を活用する

ドラム缶は鉄でできているので、スクラップ業者リサイクル業者に持っていくこともできます。

  • きれいであれば再利用されて、新しいドラム缶や鉄の資源として生まれ変わります。
  • ただし油や汚れが残っていないことが必要。
  • 事業所などから出る場合もリサイクルが多いです。

ドラム缶を焼却しては絶対ダメ!その理由

ドラム缶を焼却したり、野外でゴミを燃やすことは法律で禁止されています!

  • ドラム缶でごみを燃やすと危険なガスや有害物質が出てしまいます。
  • 火事や爆発の危険もあるので、絶対に真似をしないこと。
  • 野外焼却(野焼き)は特別な許可がないかぎり、絶対にしてはいけません。

「環境のためにも、法律(廃棄物処理法)でも禁止されています。」


リサイクルのルールと流れ

ドラム缶は3Rにとても大事なアイテムです!

3Rとは?意味
Reduce(リデュース)ごみ自体を減らすこと
Reuse(リユース)繰り返し使うこと
Recycle(リサイクル)資源として再び使うこと

実際にドラム缶は、きれいに洗ったり直したりして4~5回も繰り返し使われ、最後は鉄スクラップや資源としてまた新しい鉄になります。


ドラム缶処分の注意点Q&A

Q. ドラム缶の中身はどうしたらいいの?

  • 完全に空にすること。油や液体、ゴミはしっかり抜き、布や新聞紙でふきとります。

Q. ドラム缶のラベルやステッカーは?

  • ラベルや紙はできるだけはがしましょう。中身が何だったか書いてあるものがあれば伝えましょう。

Q. 家庭用のごみとしてドラム缶は出していいの?

  • 多くの自治体ではそのまま家庭ごみとしては出せません。「粗大ごみ」か「回収業者」「リサイクル」にしましょう。

Q. 売れることもあるの?

  • 状態がよくて新しい場合、買い取ってくれる業者もあります。ただ条件があるので事前に確認しましょう。

Q. 自分でドラム缶を切ってもいいの?

  • 絶対にやめましょう!危険ですし、爆発の恐れもあります。専門業者に頼みましょう。

まとめ

  • ドラム缶は大きくて頑丈なため、必ず正しい方法で処分が必要です。
  • 自治体の施設・粗大ごみ・業者・リサイクルの中から自分に合う方法を選びましょう。
  • 焼却や野外のごみ焼きは法律で禁止されています。絶対にやめましょう!
  • ドラム缶リサイクルは環境にとても良いことです。資源を大事にしましょう。
  • わからないときや困ったときは、自治体や信頼できる業者に必ず相談してください。


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