自分でできる!がれきの処分方法ガイド~安心・安全にがれきを片付けるために~

people digging using shovel and pickaxe
  1. がれきってなに?
  2. 自分でがれきを処分していいの?
  3. がれきを処分する前に知っておきたいこと
  4. 自分でがれきを処分する3つの方法
  5. がれきの処分にかかる費用の目安
  6. 安全にがれきを処分するときの注意点
  7. よくある質問(Q&A)
  8. まとめ
目次

1. がれきってなに?

がれきとは、建物のこわしたあとのコンクリートやレンガ、アスファルトのかけらなど、たくさんの「こまかいこっぱ」や「ぶつぶつ」が集まったもののことです。学校のプールのタイルがこわれてバラバラになるのとちょっと似ています。普段のゴミとは違って、とてもかたいものが多いです。解体工事やリフォームでよく出てきます。

2. 自分でがれきを処分していいの?

がれきは普通のゴミとちがって、特別なルールがあります。なぜかというと、がれきをそのまま捨てると、土や水がよごれたり、けがをしたりする危険があるからです。自分でがれきを処分する場合でも、正しい方法で処理しなければいけません。

じつは、ほとんどの自治体ではがれきの処分は受け付けていません。だから、がれきを処分するときは、自治体のルールを確認したり、回収してくれる業者に頼むことが多いです。

3. がれきを処分する前に知っておきたいこと

  • がれきは産業廃棄物として扱われることが多いです。つまり、普通のゴミといっしょに捨てることはできません。
  • がれきを処分するためには、「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持つ専門の業者にお願いするのが安全です。
  • 自治体によっては、少しだけがれきを自分で持っていけるところもあります。たとえば、「1回に10個まで」など決まりがある場合があるので調べてみましょう。
  • 処分するときには、適切な書類(マニフェスト)を発行してもらい、処分の記録を残すことが法律で決まっています。

4. 自分でがれきを処分する3つの方法

次の表は、自分でがれきを処分するときの主な方法です。

方法内容メリットデメリット費用の目安
① 自治体に持ち込む自治体が指定した処分場に直接運ぶ料金が安い場合が多い自治体で受け入れが限られている無料~数千円
② 不用品回収業者に依頼許可を持つ業者に依頼して回収してもらう手間がかからず楽費用がかかる1立方メートルあたり約9,000~15,000円
③ 自分で運搬して処理場へトラックなどで処理場に自分で運搬コストを抑えられることも交通手段が必要、安全面に注意運搬費+処分費がかかる

4-1. 自治体に持ち込む方法

まず、お住まいの市町村のホームページなどで「がれき」の処分ができるかを調べましょう。場合によっては、燃えるゴミや粗大ゴミとは別の処理場で、無料あるいは安く処分できることがあります。ただし、重さや個数に制限があることが多いです。

4-2. 不用品回収業者に依頼する方法

大量のがれきや運び出しが大変な場合は、専門の回収業者に頼むのがおすすめです。専門業者は法律に基づいて処理を行うので安心です。依頼するときは見積もりをとり、料金やサービス内容をよく比べましょう。処分の記録も受け取り、大事に保管してくださいね。

4-3. 自分で運搬し処分場へ持ち込む方法

もしトラックや軽トラックがあり、安全に運ぶことができるなら、自治体や民間の処理場に直接持ち込むこともできます。ただし処理場で料金がかかることと、運搬中の事故に気をつける必要があります。

5. がれきの処分にかかる費用の目安

がれきの処分費用は、量や処分方法によって変わります。一般的な目安は以下のとおりです。

処分方法1立方メートルあたりの費用備考
不用品回収業者による回収約9,000円~15,000円運搬費用含む場合もあり
自治体処分(持ち込み)無料~数千円自治体による
自分で運搬して処理場に持込処分費+運搬費用運搬費用が別途かかる場合あり

処理費用を安くするには、複数の業者に見積もりを取って比較したり、自分で持ち込める少量の場合は自治体を利用するのがポイントです。

6. 安全にがれきを処分するときの注意点

  • 保護具(手袋、マスク、長そで服)を着用しましょう。 がれきの破片でけがをすることがあります。
  • 車やトラックで運ぶときは、荷物が飛び出さないようにシートでしっかり覆うこと。
  • 不法投棄は絶対にやめましょう。法律で罰せられますし、環境にも悪いです。
  • 処分が終わったら、マニフェスト(処理記録)をよく確認して保管してください。

7. よくある質問(Q&A)

Q1. がれきは普通のゴミと一緒に出してもいいですか?
→ほとんどの場合、普通のゴミと一緒には出せません。自治体のルールを必ず確認してください。

Q2. 小さながれきなら自分で燃えるゴミに出せますか?
→コンクリートやレンガは燃えないため、燃えるゴミには出せません。小さくても専門の処分方法を守りましょう。

Q3. どんな業者に処分を頼めばいいですか?
→「産業廃棄物収集運搬業の許可」を持つ業者がおすすめです。事前に証明書を確認しましょう。

Q4. 自宅の庭のがれきも自分で処分できますか?
→庭の小さながれき処分であっても、自治体の規則や法令を守る必要があります。自治体へ相談してください。

8. まとめ

がれきの処分は自分でやるときも、必ず安全と法律を守ることが大切です。

  • がれきは普通のゴミと違い、特別な処分方法が必要です。
  • 自治体の処分ルールをよく調べること。
  • 専門の業者に頼むか、自分で処分場へ持ち込む方法があります。
  • 処分のときはケガに注意し、不法投棄は絶対にやらないこと。
  • 処分費用は方法によって変わりますが、見積もりで比較すると安くできます。

安全にがれきを処分して、すっきりした毎日を送りましょう!

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