小学生にもわかる!安全なシンナー処分マニュアル

overhead shot of home improvement materials
目次

はじめに

シンナーは絵の具やペンキをうすめたり、おそうじに使う便利な液体です。でも、そのまま捨てたり、流したりすると、とても危険で環境にも悪いです。ここでは、小学生でも安全にわかるシンナーの処分方法をくわしく説明します。

シンナーってなに?

シンナーとは、ペンキや絵の具などを薄めたり、道具をきれいにしたりするために使う強いにおいのする液体です。学校の図工や家でお父さんがペンキをぬる時にも使うことがあります。

なぜシンナーは危険なの?

シンナーは危ない理由:

  • においをたくさん吸うと 頭がいたくなったり、気分がわるくなったりします。
  • 火に近づけると火事になりやすいです。
  • 地面や川に流すと、生き物が死んでしまったり自然をこわすので、とても注意が必要です。

シンナーを自分で処分する正しい方法

シンナーはそのままゴミ箱に捨てては絶対にいけません。正しい方法で、安全に捨てましょう。

処分前に知っておくこと

  • 必ず大人といっしょに行動しましょう!
  • 火の近くや学校内で作業しないようにします。
  • 処分方法は住んでいる町のルールも守る必要があります。

1. 使い切る方法

使い切るとは?

シンナーは最後まで全部使い切るのが、一番安全でおすすめです。たとえば、ペンキや油性ペンのそうじにしっかり全部つかってしまいます。

方法ポイント
使い切る最後までつかえば、捨てる必要がなくなります

2. 乾燥させて捨てる方法

家に残ったシンナーが少ないときは…

  • 新聞紙・ぞうきんなどにしみこませて、ひろげてから、かぜ通しのいい場所で乾かします
  • 完全にカラカラに乾いたら、燃えるゴミ(可燃ごみ)に出します
方法ポイント
新聞紙などに染みこませてから乾かす必ず外で、大人と一緒に。完全に乾いたら、自治体のルールに従いゴミに出す

3. 固化剤を使う方法

固化剤とは?

市販の「固化剤」という粉や薬をシンナーにまぜると、ゼリーみたいに固まります。もう液体じゃなくなったシンナーは、普通ゴミで捨てていいことが多いです。

方法ポイント
固化剤で固める固まったら、普通ごみでOK(自治体にも確認)

4. 専門業者に頼む方法

シンナーがたくさん家にある場合や、不安なときは…

  • 専門の業者さんにたのむのが一番安全です。
  • すぐに回収してくれて、火事や環境の心配もありません。
  • 料金は4,000~10,000円くらいがめやすです。
方法ポイント
業者に依頼安全・安心。費用は数千円かかる

シンナーを捨てる時の注意点

気をつけるポイントまとめ:

  • 絶対にトイレや流しに流さないでください!
  • 乾燥させる時も火の気ゼロ・換気たっぷりにします。
  • 捨てるときは自治体=お住まいの地区のゴミルールも必ずチェックします。
  • 不法投棄(公園や道ばたにこっそり捨てること)は法律違反です。もし見つかったら重い罰則があります。

よくある質問(Q&A)

Q1. シンナーをそのまま流しに捨ててもいいの?
A1. 絶対だめです。水がよごれたり火事になるかもしれません。

Q2. 乾かすのはどうして?
A2. 液体のままだと危ないので、紙やぼろ布にしみこませて、しっかり乾かしてから捨てます。

Q3. 使い終わった缶はどうやって捨てる?
A3. 中身をしっかり乾かしたら、自治体の分別ルール(資源ごみか金属ごみ)で捨てます。

Q4. こかざい(固化剤)はどこで売ってるの?
A4. ホームセンターやネットで買えます。説明書をちゃんと読んで使いましょう。

Q5. 家で全部できそうにないときは?
A5. 無理せず、専門業者に頼もう。おうちの人や先生と必ず相談してね。

まとめ

  • シンナーは体にも地球にも危ないので、正しい方法で安全に処分しましょう。
  • 使い切る・乾かす・固める・困ったら業者に頼むの4つの方法がポイントです。
  • 自分でやる前に必ず大人や自治体に確認しましょう。
  • 絶対に川や土・トイレに捨ててはいけません。
  • ルールを守って、みんなの町と地球を守りましょう!

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