【安全・簡単】自分でできる注射器・注射針の正しい処分方法ガイド

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  1. 注射器と注射針ってなに?
  2. どうして注射器や注射針は正しく捨てないといけないの?
  3. 針がついている注射器や注射針の正しい処分方法
  4. 針がない注射器の正しい処分方法
  5. 処分するときの注意ポイント
  6. 何か困ったときはどこに相談すればよい?
  7. よくある質問(Q&A)
  8. まとめ

目次

1. 注射器と注射針ってなに?

注射器は、薬や液体を体に入れたり、体から出したりする道具です。 注射に使うとき、先っぽにつけるのが注射針です。
注射針はとても細くて鋭い針で、薬を体に注射するときに使います。使い終わったら、必ず安全に捨てないとけがをしたり、病気がうつったりすることがあります。

2. どうして注射器や注射針は正しく捨てないといけないの?

使い終わった注射器や注射針には、血や体の中から出たばい菌がついていることがあります。
もし、そのまま普通のゴミと一緒に捨てると、ゴミを集める人や他の人が針でケガをしてしまうかもしれません。
ケガした場所からばい菌が入ると、ひどい病気になることもあるので、とても危ないのです。だから、注射器や注射針は正しい方法で処分しましょう。

3. 針がついている注射器や注射針の正しい処分方法

針がついている注射器や針は、絶対に普通のごみ箱に捨てないでください。

処分のしかたは主に3つあります。

方法内容ポイント
①医療機関(病院やクリニック)に持っていくかかりつけの病院や注射をもらった場所で回収してもらう一番安全に処分できる方法です
②薬局の回収ボックスを利用する一部の薬局に使用済みの注射器・注射針専用の回収箱があります。そこに入れます。薬局に確認してから持っていきましょう
③自治体の指定する回収方法を利用する自治体が特別に回収している場合はガイドラインに従う自治体のルールは地域によって違うため、Webや役所で必ず確認すること

針を無理に取らず、そのままの状態で回収や返却を行いましょう。
針を外そうとするとケガの危険があるので絶対にやめてください。

4. 針がない注射器の正しい処分方法

針のない注射器は自治体のルールにそって、普通のゴミとして捨てられる場合があります。

しかし、次のことに注意しましょう。

  • 薬剤が残っている場合は、薬局や医療機関に相談し、薬剤の処分をしてもらう。
  • プラスチック製の物は可燃ゴミとして、金属やガラス製は不燃ゴミになることが多い。
  • 自治体のごみの分別ルールを必ず確認して、その通りに処分する。

安全のために、針がない場合でも、できればしっかりとふたができる丈夫な容器に入れてから出すのが望ましいです。

5. 処分するときの注意ポイント

  • 針を絶対に自分で外さない。 ケガの危険がとても高まります。
  • 注射器や針を裸で出さずに、安全な容器(処理用のボックスや硬い容器)に入れてから処分する。
  • 自治体ごとに処分ルールが違うので、地域のルールを必ず確認する。
  • 使い残しの薬剤がある場合は放置せず、医療機関や薬局に相談して処分してもらう。
  • 病院や薬局に処分を頼める場合は積極的に利用する。
  • 刺さった場所のけがや、気になることがあればすぐに病院に行く。

6. 何か困ったときはどこに相談すればよい?

  • かかりつけの病院やクリニックのスタッフに相談
  • 薬局の薬剤師に聞く
  • 地域の自治体の清掃センターや役所に問い合わせる
  • 自治体の公式ホームページでゴミの分別・処分情報を調べる

7. よくある質問(Q&A)

Q1: 使い終わった注射針はどうやって安全に処分すればいいの?
A1: 針がついた注射器や注射針は、医療機関や薬局の回収ボックスに入れるのが安全です。普通のごみ箱に捨てるのは危険なのでやめましょう。

Q2: 針を自分で外してもいい?
A2: いいえ、絶対にやめましょう。刺さってケガをするおそれがあります。必ず針はついたままで処分してください。

Q3: 針なしの注射器は家庭ごみで捨ててもいいの?
A3: 自治体のルールによりますが、多くの所では針がない注射器は家庭ごみとして捨てられます。ただし薬剤が残っている場合は薬局などに相談してください。

Q4: 注射器を捨てるための専用の容器ってどこにあるの?
A4: 自治体によっては無料で渡しているところがあります。病院や薬局でも提供がある場合があるので問い合わせてみてください。

8. まとめ

  • 注射器と注射針は、正しい方法で処分しないと人にけがや病気の危険がある。
  • 針のついた注射器・針は医療機関や薬局の回収を利用するのがもっとも安全。
  • 針なし注射器は自治体のルールに従い、安全な形で捨てる。
  • 自分で針を外したり、普通ごみと一緒に捨てるのは絶対にやめる。
  • 困ったときは病院や薬局、自治体に相談しよう。

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