船を自分で処分する方法ガイド

docked boats on a shore

~小学生にもわかる!安心安全な船の処分のやり方~

目次

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  1. はじめに:船を使わなくなったらどうする?
  2. 船の処分に必要な準備
  3. 船の処分方法 2つの選び方
  4. 処分の手続きを分かりやすく解説
  5. 処分費用の目安を知ろう
  6. よくある質問(Q&A)
  7. まとめ

1. はじめに:船を使わなくなったらどうする?

船はとても大きなものなので、使わなくなったら「処分」をしなければなりません。使わない船を海や港にそのまま置いておくと、他の人の迷惑になったり、危ないことが起こったりします。

だから、船の持ち主は責任をもってきちんと船を処分してください。船には「小型船」「漁船」「レジャー船」などいろいろな種類がありますが、処分の仕方は少し違います。

2. 船の処分に必要な準備

船を処分する前に、次の準備や手続きをしましょう。これは法律で決まっていることもあります。

  • 船の登録を確認する
    登録している自治体や機関に「廃船届」を提出します。
    例えば、「日本小型船舶検査機構(JCI)」というところに登録している場合は、そこに届け出をします。
  • 廃船登録の費用
    この手続きにかかる費用は約3,000円くらいが一般的です。
  • 船の中のものを取り出す
    アンテナや船内の家具、エンジンや油などを安全に外しましょう。
  • 専門業者に相談しよう
    船の解体や処分は自分だけで全部できないこともあります。専門の会社に依頼しましょう。

3. 船の処分方法 2つの選び方

船を処分する方法は大きく分けて2つあります。

処分方法内容・特徴どんな船に向く?
1. 産業廃棄物処分業者に依頼専門の処分業者に船を引き取り、解体して処分。安全で確実。漁船や大きな船、商業用の船
2. FRP船リサイクルシステムを利用FRP(ガラス繊維プラスチック)船をリサイクル工場に持ち込み処理。環境にやさしい。FRP素材のレジャー船など

※FRP船とは、ガラス繊維で強くしたプラスチック製の船のことを言います。

4. 処分の手続きを分かりやすく解説

ステップ別に解説します

  • ①廃船届を出す
    自分の船がどの船なのか確認し、自治体やJCIに廃船届を出します。
  • ②船の外装・内装を整理
    アンテナや安全装置、船内の物を撤去します。
  • ③解体や引き取りの依頼
    専門会社に連絡し、船を引き取りに来てもらったり、自分でリサイクルセンターに持ち込む準備をします。
  • ④解体と処分
    船はクレーンなどの機械を使って解体され、パーツごとに分けられ、環境に配慮して処分や再利用がなされます。
  • ⑤証明書の受け取り
    廃船手続きや処分が完了したら、証明書を受け取りましょう。これで法的にも処分が完了します。

5. 処分費用の目安を知ろう

船のサイズや種類によって費用は変わります。目安は以下の通りです。

船のサイズフロー費用の例
6m以上7m未満の船引取り運搬費+リサイクル費用10万円前後(例:約12万円)
小型のレジャー船利用リサイクルシステム加入数万円~
大型漁船や商業用船産業廃棄物業者に依頼数十万円かかることも

処分費用は運搬距離や処分内容で変わるため、複数の業者に相談すると良いでしょう。

6. よくある質問(Q&A)

Q1. 船を自分で壊すことはできる?
A1. 船は大きくて重いので、特別な道具や技術が必要です。自分で行うのは危険ですし、法律の問題もあります。必ず専門業者に依頼してください。

Q2. 廃船届を出さないとどうなる?
A2. 法律違反になりますし、放置すると罰金や処分を命じられることがあります。

Q3. 廃船手続きはどこでできる?
A3. 日本小型船舶検査機構(JCI)や自治体の窓口でできます。

Q4. FRP船のリサイクルはなぜ大切?
A4. FRPは環境に残りやすい材料なので、専用のリサイクルシステムで安全に処理することが必要です。

7. まとめ

船を自分で処分するには、まず登録した機関に廃船届を出すことから始めましょう。船の種類によって処分方法や手続きが変わりますが、専門の業者への依頼やFRP船リサイクルシステムの利用が一般的です。安全に船を処分し、環境やみんなの安全を守ることが大切です。

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