【買取店で高く売る方法】業界の裏側と賢く売るための完全ガイド
目次
- はじめに：買取店で高く売るために知っておくべきこと
- 【重要】チラシに書かれている「金1g＝22,000円」の真実
- ① 自分の貴金属の「金性（金の純度）」を必ず確認しよう
- ② 最新の相場を事前に調べておくことが高額査定のカギ
- ③ 重さは「0.1g単位」で正確に測るべし
- よく聞く「デザインや汚れで値下げされる」は本当？
- 査定員の「概算価格」はどう対応するべきか？交渉のコツ
- [まとめ：買取で後悔しないためにできること]
はじめに：買取店で高く売るために知っておくべきこと
買取店の広告で見かける「金買取1g＝22,000円」といった文句を信じて、期待した価格よりずっと安く買い取られてしまう事例は非常に多いのが現実です。これは、広告が純金インゴット（K24）の価格であり、実際のアクセサリーなどは金の含有量が異なるため仕方がないのですが、正しい知識を持って準備するだけで数万円〜数十万円単位で損を防げます。ここでは、現役査定員の経験をもとに高く売るための秘訣をわかりやすく解説します。初心者にも安心して読める構成で、買取に不安のある方の疑問解消を目指します。
【重要】チラシに書かれている「金1g＝22,000円」の真実
この数字は純度99.99%の「純金インゴット」の相場価格です。ほとんどの持ち込み品はK18（約75%の純度）のため、実際の1gあたりの価格は16,000円台前後になります。
多くの人が「22,000円×重さ」で計算して持ち込むため査定額が下がりショックを受けるわけです。純度や買取価格の仕組みを知ることが最初のステップとなります。
① 自分の貴金属の「金性（金の純度）」を必ず確認しよう
査定に出す前に、刻印を探して何金（K18、K14、Pt900など）かを確認しましょう。100均のルーペでも読める場合が多いです。
中にはメッキ品や偽物もあり、磁石に反応する場合は本物でないこともあります。知識があるだけで査定員の強気を抑制することができます。
② 最新の相場を事前に調べておくことが高額査定のカギ
インゴットだけでなく、自分の品の金性別の相場価格をネットや専門業者サイトで調べておきます。相場を知らないと、査定員から低い「テスト価格」を提示されてしまう可能性が高まります。
さらに、為替や世界の経済状況による金価格の変動も踏まえ、売るタイミングを見極めることもおすすめです。
③ 重さは「0.1g単位」で正確に測るべし
家庭用のキッチンスケールなどでも構わないので、持ち込む前に正確に重さを測りましょう。
買取店ではざっくり計測する場合もありその誤差で数千円の差が出ることもあります。自分で測ることで相場と比較でき、悪質な査定ではないか確かめられます。
よく聞く「デザインや汚れで値下げされる」は本当？
「デザインが古い」「汚れている」などで買取価格が下がると誤解している方が多いですが、素材の地金価格で買い取るタイプの店では関係ありません。
査定基準は「純度×重さ×相場価格」が基本。デザインや汚れは価格に影響しませんので安心してください。
査定員の「概算価格」はどう対応するべきか？交渉のコツ
査定時に最初に提示される「概算金額」は、査定員が反応を見て低めに出すテスト価格です。
この時、安すぎる提示に強く反応すると、それが交渉の限界価格になることもあります。冷静に「相場を調べて来ました」「他店も検討中です」と伝え、相手の態度を探りましょう。
まとめ：買取で後悔しないためにできること
- 自分の品の金性を必ず確認
- 最新相場をしっかり調べておく
- 重さは正確に測って持ち込む
- デザインや汚れは価格に影響しないと理解する
- 概算査定に惑わされず冷静な交渉を心がける
これらを実践すれば買取店での売却がグッと有利になります。ぜひ賢く準備して、納得のいく価格で売りましょう。
