公開日: 2025年12月某日 / カテゴリ: 福祉整理, 緊急対応, 介護支援, 近隣トラブル
こんにちは、いまだ運送です。12月も半ばに入り、寒さが本格化してきましたね。私たち運送業にとっても、年末は繁忙期。日々、トラックを走らせて様々なお客様の「新生活」や「転機」をお手伝いさせていただいています。
さて、私たちいまだ運送には、一般的なお引越しだけでなく、少し変わったご依頼や、深い事情を抱えたご相談が寄せられることがよくあります。今回は、先日ケアマネジャー(介護支援専門員)さんからいただいた、ある**「緊急の案件」**についてお話ししたいと思います。これは、単に荷物を運ぶだけではなく、「地域の安心」と「お客様の財産」を守るための、少し特殊な任務でした。
■ まさかの場所が収納スペースに?
ご依頼の内容は、こうでした。
「私の担当している利用者様が、現在入院されているのですが……その方が、他人の家のガスメーターボックスの中に、いろいろな物を詰め込んでしまっていて。大至急、その荷物を出して、レンタル倉庫へ移動してほしいんです」
お電話をいただいた時、ケアマネジャーさんの声には、焦りと困惑が入り混じっているように感じられました。
詳しくお話を伺うと、状況は深刻でした。ご依頼主であるケアマネジャーさんが担当されているお客様(以下、A様とします)は、現在ご病気のため入院されており、ご自宅には不在です。しかし、A様が入院される前に、ご自身の荷物をあろうことか**「近隣の方の家のガスメーターボックス」**の中に、ぎっしりと詰め込んでしまっていたのです。
ガスメーターボックスは、検針員さんが確認したり、緊急時にガスを遮断したりするための重要な設備です。そこに可燃物や異物が詰め込まれていると、火災の原因になったり、緊急時の対応が遅れたりする恐れがあり、非常に危険です。近隣の方からのクレームを受けた管理会社、そして連絡を受けたケアマネジャーさんが、「なんとかしなければ」と奔走され、私たちいまだ運送にご連絡をくださったのです。
■ 「捨てる」という選択肢がない難しさ
ここで一つ、皆さんが疑問に思うかもしれない点があります。「そんな迷惑な荷物なら、ゴミとして捨ててしまえばいいのでは?」
実は、そう簡単な話ではありません。ここが、福祉や整理の現場の非常に難しいところです。
たとえ他人から見て「ゴミ」のように見えるものであっても、持ち主であるA様にとっては**「大切な財産」**である可能性があります。ご本人が入院中で不在、かつ意思確認が難しい状況で、勝手に他人がそれを「廃棄処分」してしまうと、後々器物損壊などの法的トラブルに発展するリスクがあります。また、福祉の観点からも、ご本人の尊厳を守るために、安易な廃棄は避けたいという思いがあります。
そこで、ケアマネジャーさんが出した結論が、「レンタル倉庫への一時避難」でした。
- * 近隣の方の迷惑(ガスメーターの占拠)を直ちに解消する。
- * しかし、A様の荷物は捨てずに保管する。
この2つを両立させるための苦肉の策であり、最善の策です。私たちいまだ運送に課せられたミッションは、「トラブルの火種となっている荷物を、迅速かつ丁寧に回収し、安全な場所(レンタル倉庫)へ退避させること」でした。
■ 現場での作業と、見えてくる「生活の背景」
現場に到着し、問題のガスメーターボックスを確認しました。扉を開けると、そこにはA様が入れたと思われる様々な「物」が入っていました。日用品なのか、思い出の品なのか、あるいはご本人にとって大事なコレクションなのか……。一つひとつを取り出しながら、私は複雑な思いを抱きました。この荷物一つひとつに、A様の生活や、混乱してしまった心の状態が映し出されているように感じたからです。
ケアマネジャーさんも立ち会いのもと、近隣の方へご迷惑をおかけしたことを心の中で詫びつつ、手早く、しかし雑には扱わずに荷物をトラックへ積み込みました。近隣の方からは「やっと片付いて安心した」という安堵の空気が伝わってきました。
そして、積み込んだ荷物はそのまま契約済みのレンタル倉庫へ。無機質な倉庫の中ですが、少なくともここでは誰にも迷惑をかけません。A様が退院された後、あるいはご親族の方が整理される時まで、荷物はここで静かに出番を待ちます。
■ ケアマネジャーさんは「スーパーマン」ではない
今回の件を通じて改めて感じたのは、ケアマネジャーさんの仕事の壮絶さと、守備範囲の広さです。一般的にケアマネジャーさんの仕事といえば、介護プランの作成や、介護サービスの手配といったイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、今回のように「利用者の生活上のトラブル」「近隣との揉め事」「入院中の留守宅管理」など、制度の枠には収まりきらない細々とした、しかし重大な問題の対応に追われています。
そうした問題に直面した時、ケアマネジャーさん一人で重い荷物を運んだり、ゴミを片付けたりすることは物理的に不可能です。だからこそ、私たちのような**「小回りの利く運送屋」の出番がある**のだと思っています。私たちは、ケアマネジャーさんが抱える「どうしよう」という困りごとを、物流とマンパワーの面から解決するパートナーでありたいと考えています。
■ いまだ運送の「福祉引越し・整理」への想い
当社では、今回のようなケースを含め、高齢者施設へのお引越しや、福祉整理(生前整理)、事情のあるお荷物の移動などを数多く承っております。
大手引越し業者さんでは、
- 「マニュアルにない対応はできない」
- 「本人の立ち会いがないと運べない」
- 「ただのゴミに見えるから運搬を断られる」
といった理由で断られてしまうような案件も、いまだ運送なら柔軟に対応できる場合があります。
私たちは、ご依頼主様(ご本人、ご家族、ケアマネジャー様)の事情をしっかりと汲み取り、**「法律やルールは守りつつ、どうすれば一番丸く収まるか」**を一緒に考えます。
- * 入院・入所に伴う急な荷物整理
- * 「ゴミ屋敷」化してしまったお部屋の一部整理
- * 今回のような、近隣トラブル解消のための緊急搬出
こういった場面で、「運送屋に頼んでいいのかな?」「こんな恥ずかしい状態を見せていいのかな?」と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、安心してください。私たちは大阪や神戸の街で、数えきれないほどの「人生の転機」を見てきました。どんな状況でも、秘密厳守で、親身になって対応させていただきます。
■ 最後に
作業を終え、空っぽになったガスメーターを見た時のケアマネジャーさんのホッとした表情が印象的でした。「いまださん、急なお願いだったのに本当に助かりました。これで近隣の方にも顔向けできます」その言葉をいただけただけで、走ってきた甲斐があります。
A様が一日も早く回復されることを祈りつつ、私たちはまた次の現場へ向かいます。
もし、神戸・阪神間で「ケアマネジャーをしているが、担当者の荷物処理で困っている」「入院中の家族の家を整理したいが、どこから手をつけていいかわからない」そんなお悩みがございましたら、ぜひ一度、いまだ運送にご相談ください。私たちは、荷物と一緒に、皆様の「心の重荷」も少しだけ下ろすお手伝いをさせていただきます。
【大阪や神戸の引越し・配送はいまだ運送へ】単身引越し、福祉引越し、不用品のお悩みなど、お気軽にお問い合わせください。皆様の生活の「困った」を「良かった」に変えるため、今日も元気に走ります!

