タイヤを自分で処分する方法｜安心・安全で簡単なやり方ガイド

2025 8/06

1. タイヤの処分が必要な理由

タイヤは車を走らせるために大切な部品ですが、使い古すとボロボロになり、壊れてしまいます。そんなときは新しいタイヤに取り替えますが、古くなったタイヤは正しく処分しないと、道や自然が汚れたり、危ない場所に捨てられたりするためです。

昔はタイヤを道ばたや森に捨てる人もいましたが、今は法律で禁止されています。 タイヤは特別な形のゴムでできていて、燃やしたり、捨てたりすると環境に悪いからです。そのため、タイヤは決まった方法で処分する必要があります。

2. タイヤを自分で処分できるの？

タイヤを自分で処分すると聞くと、「難しいのでは？」と思う人もいるでしょう。しかし、ポイントを押さえれば、自分で安全に処分できます。

実際には、普通のごみとしては捨てられず、自治体や専門店に持っていく必要があります。でも、自分でタイヤを運んで処分するかどうかは自由です。正しい場所さえわかれば、誰でもできることです。

3. タイヤ処分の法律とルール

日本の法律では、廃タイヤ（使わなくなったタイヤ）は「適正処理困難物」として扱われています。これは専門の設備や方法がないと安全に処理できない、特別なゴミという意味です。

そのため、普通の家庭ごみとして捨てることは禁止されています。

法律のルールは次の通りです。

タイヤの不法投棄をすると「5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金」が科されることもあります。
多くの自治体はタイヤの回収をしていません。
一部の自治体では大きさや本数に制限をつけて回収サービスがあります。

くわしくは住んでいる市区町村のホームページなどで確認してください。

4. 自分でタイヤを処分する方法

ここからは、自分でタイヤを処分する具体的な方法を紹介します。

4.1 自治体のルールを確認する

地域によってタイヤ処分に違いがあります。自治体のホームページや電話で「タイヤの処分はできますか？」「どこに持っていけばいいですか？」と確認しましょう。

一部の地域では粗大ごみとして回収OKの場合もあります（例：茨城県の一部地域）。
たいていは回収していませんが、回収方法や料金も自治体で違うため必須のステップです。

4.2 タイヤ販売店やカー用品店に持っていく

一番簡単な方法は、タイヤ販売店やカー用品店に古いタイヤを持ち込んで処分してもらうことです。

店舗の種類	特徴
タイヤ専門店	タイヤの取り替えと同時に古いタイヤ処分可能。
カー用品店	タイヤ以外の部品も扱い、処分サービスあり。
ガソリンスタンド	一部でタイヤ交換と併せて処分可能。
自動車整備工場	車の点検と同時にタイヤ処分を頼める場合あり。

料金は店舗によって異なりますが、1本あたり約330円～550円が目安です。

4.3 タイヤ専門の処理業者に依頼する

タイヤ処分に特化した専門の業者にお願いする方法もあります。

インターネットで調べて依頼できることが多い。
タイヤを取りに来てくれる場合もある。
自分で持ち込むより少し高くなることが多い。

安全に処理・リサイクルされるので安心です。

4.4 リサイクルする方法

タイヤはゴムを再利用できるため、リサイクルも進んでいます。

タイヤを処分するときにリサイクル料金がかかることがあります。
リサイクルされたゴムは運動場のマットや道路の舗装材として使われます。

リサイクルに協力すると、自然環境を守ることにつながります。

5. タイヤ処分にかかる費用はどのくらい？

タイヤ処分の料金は地域やお店によって変わります。以下は一般的な目安です。

処分場所	費用（1本あたり）
自治体（粗大ごみ）	100円〜500円程度
タイヤ専門店	330円〜550円程度
カー用品店	400円〜600円程度
専門処理業者	700円〜1500円程度

タイヤのサイズや状態によって料金が変わることもあります。事前に問い合わせましょう。

6. タイヤを処分するときの注意点

タイヤを安全に処分するために大切なポイントを説明します。

不法投棄（どこかに勝手に捨てる）は絶対にしてはいけません。
自分で運ぶときは重いのでケガに注意しましょう。
地域のルールを守り、決められた場所や方法で処分しましょう。
タイヤに付いている泥や油は可能な限り落として持ち込みましょう。

7. よくある質問（Q&A）

Q1: 使い古しのタイヤはどのタイミングで処分すればいいの？
A: 溝がすり減ったり、ひび割れが多いときは早めに処分して交換しましょう。

Q2: 自治体の回収に出せるタイヤの大きさはどのくらい？
A: だいたい直径が76cm以内の家庭用タイヤが多いです。市区町村で異なるため確認してください。

Q3: タイヤを持ち込めない場合は？
A: 専門業者に引き取りを依頼すると自宅まで取りに来てくれることがあります。

Q4: タイヤの処分を無料でできる方法はある？
A: 基本的には処分には料金がかかりますが、地域によっては無料で回収する場合もあります。自治体に問い合わせを。

8. まとめ

タイヤは普通のゴミとして捨てられず、法律で正しく処分する必要があります。
自分で処分するなら、自治体のルール確認、タイヤ販売店やカー用品店への持ち込み、専門業者への依頼の3つの方法が安心で簡単です。
料金や方法は地域ごとに違うため、まずは住んでいる場所の情報を調べて自分に合った処分方法を選びましょう。
安全にリサイクルされることもタイヤ処分の大切なポイントです。